総務省は公衆電話の設置基準を緩和し、設置を義務付ける台数は現在の10万9千台から2万7千台と4分の1程度に削減される。携帯電話の普及に伴って利用が減少し、NTT東日本と西日本が従来の基準に基づき運営している公衆電話事業は赤字が続いている。災害時の通信手段として一定数は確保するとのニュース。
東日本大震災で公衆電話の力は証明されたものの、私自身公衆電話を最後に利用したのはいつだったか?と考えても思い出せないほどである。ニュース映像では昔の新宿駅のずらりと並んだ公衆電話が映し出され、「若者たちはこぞってコンサートチケットの発売日に電話をかけまくっている」とのナレーションが流れた。確か公衆電話の方が固定電話よりも繋がりやすいといった都市伝説があったもので、私も何度か公衆電話のダイヤルを何度も回したものだが、当時はリダイヤル機能がなくかなり大変だった記憶がある。また学生時代に親に聞かれたくないような話は公衆電話を利用して、近所には声が漏れにくく人通りの少ないご用達の電話ボックスがいくつかあったものだ。ちなみに電話ボックスを利用中に乗って来た自転車が倒れ、扉に挟まってしまい出られなくなり、たまたま通りかかった女性に「救出」してもらったことがあった。
財布の中には今も万が一用にテレホンカードが一枚入っている。テレカも一時期価格が高騰し、斉藤由貴は30万で取引されたことがあった。ちなみに私は電電公社時代のテレカを持っている。またひとつ昭和が減っていく・・・
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