【5/2(日)~5/5(水祝)まで連休とさせて頂きます。予約投稿にて】
映画「しとやかな獣(1962年公開)」を観た。
【解説】「人間」を監督した新藤兼人が原作・脚色を担当し、「雁の寺」の川島雄三が監督したブラック・ユーモアあふれる一編。撮影は「瘋癲老人日記」の宗川信夫。ほぼ全員が悪人というキャラクターたちが、団地の一室を舞台に膨大なセリフでやり合う、川島雄三の代表作。元海軍中佐の前田時造は郊外にある、エレベーターのない団地の一室に住んでいる。時造には妻と二人の子供がおり、芸能プロダクションで勤める息子の実と、流行作家の愛人である娘の友子を使って金を稼いでいた。実は会社の経理である三谷幸枝と深い仲にあったが、幸枝から別れを切り出されてしまう。念願だった旅館の開業が決まったので、彼女は芸能プロダクションも辞めるというのだ。
映画「アウトレイジ」同様全員悪人とあるが、暴力的な悪人ではなく守銭奴の悪さであるのでたちが悪い。親が子に無心する家庭では子供もそのように育つものである。ただ今の時代だとそれほど悪人にも思えないのは、似たような人をよく見掛けるからだろうか?髪を下ろした若尾文子がやたら艶っぽい。
今回の視聴にあたり、無駄な時間は過ごしたくないと視聴候補の中から評価が4.0と一番高かった本作品を観たのだが、よくよく確認すると7件での評価だった・・・