映画「はじまりのうた(2015年公開)」を観た。
【解説】アカデミー歌曲賞を受賞した「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ&「アベンジャーズ」「キッズ・オールライト」のマーク・ラファロ共演で描いたハートフルドラマ。イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタは、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダンに見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。キーラがギターを演奏しながら歌声を初披露するほか、人気ロックバンド「Maroon 5」のアダム・レビーンがグレタの恋人デイブ役でスクリーンデビューを果たした。
前回見た映画「バーレクス」の音楽があまりにも良かったので続けて音楽映画を視聴してみた。ニューヨークの街並みがとても素敵で、父娘のギター共演のシーンにはジーンと来る。二人で歩きながら共用イヤホンでシナトラやAs Time goes byが流れ「音楽の魔法だ。平凡な風景が意味あるものに変わる。陳腐でつまらない景色が美しく光り輝く真珠になる。音楽でね」との台詞に非常に共感しつつ、「年を取るほどこの真珠がなかなか見られなくなる」と続く台詞のようにはならないようにしなきゃと強く思う。
バンドメンバーを集めるシーンや路上で録音シーンがもっとあればさらに良かったのにと思うのだが、全体的にあまり引き込まれなかったのは歌とシンガー自身に魅力が感じられなかったかも知れない。だから今回はサントラは購入しない。