休日にレコードショップに立ち寄る習慣はまだ続いており、先日の越路吹雪以来に来店した際に西城秀樹のベストアルバムを見つけた。ただ三枚組で知らない曲も多かったのでその時は手にせず、野口五郎、アリス、寺尾聡、ダウンタウンブギウギバンドを購入して、昭和の名曲たちを懐かしく楽しんでいた。しばらくして来店すると「一枚ものベスト盤」を見つけたので購入した。
全23曲中、好きな曲は12曲目の「君よ抱かれて熱くなれ」からで「ラストシーン」「ブーメラン ストリート」「ボタンを外せ」「ブーツをぬいで朝食を」「炎」「ブルースカイ ブルー」と続き、「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」で最高潮を迎える。中でも「太陽に向かい 歩いてるかぎり 影を踏むことはない そう信じて生きている」で始まる1976年9月5日にリリースされた18枚目のシングル「若き獅子たち」の歌詞が実に素晴らしい。発売当時まだ10歳だった私はようやく40年の年月を経て、歌詞の良さを改めて嚙みしめている。
これまで私の中で勝手に新御三家は「野口五郎は歌唱力」「郷ひろみは踊り」「西城秀樹はイケメン」のイメージが大きかったが、秀樹の歌唱力に今更ながら感動している。
2018年に亡くなった秀樹に対して改めて「秀樹!カンゲキ!」である。ちなみに「ホップ・ステップ・ジャンプ」「眠れぬ夜」「愛の園」が収録されていなかったことに後から気が付いた。