映画「純平、考え直せ(2018年公開)」を観た。
【解説】直木賞作家・奥田英朗の同名小説を野村周平主演で映画化。新宿歌舞伎町で、いつか「一人前の男」になることを夢見ながら、雑用に追われる日々を送る、21歳のチンピラ・坂本純平。ある日、対立する組の幹部の殺害を命じられた純平は「これで一人前の男になれる」と気負い立ち、偶然出会ったOLの加奈と一夜を過ごす。純平から「鉄砲玉になる」ことを聞いてしまった加奈は、純平の熱い情熱に呆れながらも胸の高鳴りを感じ、決行までの3日間を純平と行動をともにする。拳銃一丁と数十万円の支度金を手に、新宿を見降ろすホテルに泊まり、好物の焼肉を好きなだけ食べる純平と加奈は、孤独と不安を慰め合い、次第に惹かれ合っていくが……。野村が主人公の純平役を、ヒロインの加奈役を柳ゆり菜が演じる。監督は「子猫の涙」「女の子ものがたり」「上京ものがたり」を手がけた森岡利行。
いきなりヤクザ系の不動産屋が登場してクラクラしてしまう。
兄貴の目力とチャーミングな柳ゆり菜が印象的であったが、95分の上映時間は任侠を志す主人公を始め、それぞれの人間模様や関係性が薄く感じてしまう。
SNSでのやり取りが頻繁に出てくるのだが、中でも「若者が死を恐れないのは・・・」で始まる仙人さんの書き込み内容はなかなか良かった。