今回訪れた兵庫県豊岡。
出石市には近畿地方で現存する最古の芝居小屋・永楽館やミシュランにも掲載された出石そば、出石城下町があり、また玄武洞や日本一のカバン生産量を誇るカバンストリート、城崎温泉や少し足を延ばせば湯村温泉や天空の竹田城跡と豊岡市内からは非常に近く、また但馬牛や但馬鶏・松葉ガニやホタルイカの海産物も豊富である。
名所・名物そして温泉がたくさんある素晴らしい街であるが、車が無いととにかくアクセスが悪い。たじまわるなる周遊バスもあるが、週末運行だったり、エリアが限定されている。今回但馬空港から永楽館のある出石方面へ直接向かうバスは無く、一度豊岡駅まで行き、改めて出石へ向かわなければならないので、物凄い時間のロスになってしまうし、豊岡駅から玄武洞まで向かうにも(橋や道の幅の関係で)バスがなく、電車(と渡し舟)かタクシーとなる。レンタサイクルでも行ける距離なので何か手立てはないものだろうか?
豊岡への空の玄関である但馬空港には一日二便しか就航しておらず、地元では羽田空港直行便就航を長年願っているそうだが、羽田空港への格納庫の確保や滑走路の拡張そして自動操縦ではないため視界不良で引き返すことも多く、難題は少なくないとタクシーの運転手さんは言っていた。逆に二便しかなければそれに合わせて周遊出来るプランがあれば嬉しい。
また玄武洞は見学無料だったが、皇居の一般開放同様いくらかでも入場料を徴収して、維持費等に充てればいいのにとも思った。もちろんすでに地元ではすでに様々な創意工夫をしているものの実現出来ない様々な事情があってのことだろうだとは思うのだが、何だか非常に勿体ないなと思った。