当社連休初日の10時前に小雨の兵庫県・コウノトリ但馬空港に到着。リムジンバスで豊岡駅まで移動して宿に荷物を預け、京都丹後鉄道宮豊線に乗り、1時間余りで天橋立駅に到着。日本三景のひとつである天橋立であるが、地上ではその素晴らしさが分からず、高台に上る予定であったが、観光案内所で確認すると次に目指す伊根の舟屋行きのバスの時間が間に合わないとのこと。
【青丸が天橋立駅。黄丸の天橋立ビューランドが駅から近いが、バスの発車時間までの40分では時間が無いとのこと】
バスは駅前(赤の星印・下)から阿蘇海を沿うように緑の線で走り、天橋立の向う側の元伊勢籠神社前(赤の星印・上)を経由して伊根を目指して北に走っているようだ。今後の方法を瞬時で判断する。駅で40分待つ選択肢は最初からなく、とりあえず全長3.6kmの天橋立を徒歩で渡り切り、神社前の停留所まで行くことにする。徒歩で約50分掛かるらしいが、東京の不動産屋は雨の中、大小約8000本もの松並木を30分程度で渡り切り、バスに余裕で乗り込み、伊根を目指す。30分ほどで伊根に到着。この舟屋群は明治時代、集落に道路を敷いた際に、海側に舟置き場や蔵などを集積させたのがはじまりとされ、230軒ほど並ぶ舟屋のほとんどは明治中期から昭和初期に建てられたものとのこと。若狭湾のさらに内側にある伊根湾だから可能だった建築方法だったのだろう。
バスの時間まで約90分で街並みを見学したかったが、雨も風も強くなり、散策はほどほどで遅めのランチ(ビール付き)をゆっくり楽しみ、バスに乗り込み天橋立駅まで戻る。行きは30分だったがスタート地点の天橋立駅までは60分とのこと。先程乗車した神社前から駅までさらに倍の30分も掛かるものなのか?と半信半疑だったが、かなり色々な場所を経由(上の地図の緑線の切れている左側)しており、ほぼ定刻通りに駅前に到着。この後、ビューランドに行く予定だったのだが、地図を見る限り、駅前降車だと遠そうだったので、運転手さんに確認し、ひとつ先の文殊で下車。営業時間終了ギリギリの20分前にリフトに乗り、頂上到着。振り返ると絶景が広がっていた。これは感動モノの景色である。
ちなみに日本三景の他の2つである松島は高校時代の修学旅行で、宮島は2014年に訪れたことがあるので、とりあえず日本三景を制覇したことになった(つづく)