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オオイチモンジ採集者たちにエキノコックス発症の恐れ
2015-7-11 (土) 快晴 32℃
夢中でキツネ糞に吸汁中のオオイチモンジに、そーっと近づき、そっと手づかみ。
しばらくは暴れ気味でジンジンとオオイチの筋肉の動きが指に伝わってくる。
30秒もするとややおとなしくなり、そっと手にのせるとそのまま手乗りオオイチモンジになった。
すばやくパシャパシャと撮影するうちに、たちまち正気にもどったようで、ぱっと飛び立って森の中へと消えてしまった。
橋のたもとでもう一頭のオオイチ♂をネットイン。
これを手持ち写真にしようとしたが、この個体はとても元気がよくていつまでも暴れるばかりで、一瞬の隙をついて飛び去ってしまった。
逃げてしまった。
生きた状態でのオオイチ手のひら写真はまだまだ開眼していない。
前述のごとくキツネの糞にきているオオイチモンジを指でさわることはエキノコックス感染の危険が大きく、私はオオイチモンジ採集のあとは必ずしっかりと手洗いをすることを習慣にしています。
キツネのエキノコックス感染状態を改善しようと駆虫剤入りのエサをキツネに与える試みをしているところもあると聞きますが、色々問題もあり、そううまくはいかないのではないかと思います。
北海道でキツネを見ればエキノコックスを持っているとして対処するのが当面のところ無難と思われます。
エキノコックス症が発症するのは、一般的に感染から10-20年後以降とされています。
今から20年後くらい経ってから、かってオオイチモンジ採集を行っていた蝶愛好家たちに次々とエキノコックス発症 といった新聞記事が出ないよう祈りたいものです。
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