感動の数々があった中で、一方 期待はずれのがっかりしたことも少なくなかった。
その代表的なものを、これも独断と偏見でいくつかを挙げてみた。
○ 日本の野球チーム=「金メダルしか要らない」と豪語して、約束されたかのような印象を与えて プロ野球からベストチームを組んで乗り込んだが、結果は、ライバルのキューバ・韓国・アメリカには、全敗である。
「敗軍の将、兵を語らず」と、星野監督は敗因を語らないが、日の丸を背負って派遣されたはずで、それはないだろう・・・・個々の力を発揮できなかった原因を説明して、次に活かさなければならないのでは?
● 劉翔(りゅう しょう)=110mハードルで、アテネでは金メダルを獲得して 中国では英雄扱いであったが、予選では スタートラインで3歩歩いて棄権した。
インターネットでは、「脱走兵」、「13億人を傷つけた男」などと、非難されているようだ。
○ 男女マラソン(日本)=野口選手を始め、メダルが有力とされていたが、スタートラインにも立てずに、野口・大崎両選手は 怪我で脱落していた。
土佐・佐藤両選手も、体調不良で最悪の結果となった。
期待が大きかっただけに、ギャップは大きい。
コンデイション調整の失敗は、選手よりも指導者の責任が大きいのではないだろうか?
● 陸上日本チーム=400mリレーを除いて、全ての種目で自己記録さへ出せず、予選で敗退。
水泳では、軒並み自己新または、日本新を出したのとは対照的である。
世界のレベルが高いとはいえ、自己記録にも及ばずでは、何かが欠けているようだ。
○ 卓球日本チーム=「第二の故郷へ恩返し」と、期待を抱かせたが、個人・団体ともに
全く中国には勝てずに惨敗。負けることで恩返ししたのか?
● ブレンダン・ハンセン(平泳ぎ)=北島のライバルとして、世界新記録での闘いと思われていたが、全く精彩なく 康介の敵ではなかったようだ。
日本では、マスメデイアの報道にのせられて、過大な期待を掛けられた面もあるが、世界レベルとの差を分析して、ロンドンに向けて新たな挑戦に期待し、応援していきたい。