MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

北京オリンピックのもう一つの観方

2008年08月29日 | スポーツ

オリンピックが終わって、報道や週刊誌などでは、総括記事が賑やかである。

テレビLIVE報道でも、いろいろ気になった場面を多く感じていたが、やはり想像以上に表と裏のギャップは大きかった。

Sec_logo 表では、あの開会式や閉会式は、かってない規模で華やかだった。

また、競技の面では、驚異的な世界新記録のラッシュと白熱の闘いが繰り広げられた。

メダル数でも、中国のそれは、強国アメリカを凌いでダントツである。

今回のオリンピックは、中国にとっては、国家の威信をかけた国家プロジェクトであった。

しかし、それが故に最初から最後まで、過剰な演出により、中国の存在感を内外に誇示しようという姿勢が見えみえで、スポーツの祭典ではなくて、政治ショー・イベントだったような気がする。

開会式のCGの合成花火映像や少女の口パクなど、あらゆる面で『虚像の祭典』だったのではないだろうか?

スポーツ以外の面で、開会前から チベット問題やウイグル地区でのテロ騒動など異例の混乱が相次いでいた。

取材は立入り禁止地区が設定されて、取材記者に後を付回して 聞かねば暴行されて妨害が絶えなかったようだ。

また、報道取材の自由や人権問題の改善が約束されての開催だった筈である。

批判勢力には、デモも1件も許可されず 圧力で混乱を抑えていく・・・・・

Images 果たして 『One  World One Dream 』のポリシーは、実現したのだろうか?甚だ疑問である。

また、競技会場での応援マナーでも、多くのトラブルが発生していたようだ。

自国選手への応援は過激で、偏重が凄かったようだ。

テニスやバドミントン、陸上、水泳など1球1投足に、騒がしく審判が何回注意しても収まらない場面が多かった。

相手国選手に失礼であり、度々スタートが出来ないことが起きていた。

さすがに、中国選手がスタンドにむけて「ダマレー!」と叫んだそうであるが、今度は、自国選手に罵倒の荒らし・・・・

聞けば、国際競技での応援のマナーがどうあるべきかを知らされていないとか?

あの中国の英雄と言われたスーパースター劉翔が、スタート直前で棄権したが、未だにネットで非難の嵐だそうである。

かくして長かった北京オリンピックも、表と裏の実像を残して 終了したが、13億人の功罪の力を見せつけた結果の総括は、まだまだ続編があるようだ・・・・

コメント
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