梅雨の合間のこの日は、スケッチ仲間と久し振りの東京でのスケッチ散歩に出かけてきました。
昨年来、東京大学など伝統の大学を描いているが、由緒あるレトロな建築物や構内の光景は、何とも言えない独特のキャンパス風景があり、堪らない。
この日は、昨年も描いた表参道の青山学院大学を描くべく、渋谷駅ハチ公前で仲間と待ち合わせていた。
ところが、渋谷駅のスクランブル交差点には、前夜のサッカーサポーターの馬鹿騒ぎの名残が散らばっており、ハチ公も憤懣やるかたない顔をしていたようだ。
青山キャンパスは、表参道に面した都心のど真ん中にあるが、一歩構内に踏み込むと、正門の光景やイチョウ並木、間島記念館など、歴史と伝統を感じる雰囲気が漂っている。
前日に届け出を提出していたので、守衛さんから快く入門が許されて構内を周回散策したが緑多い前庭などには、銅像や石碑が見受けられてキャンパスの雰囲気が素晴らしい。
スポットが多く迷いがあったが、やはり青山キャンパスのシンボルである『間島記念館』は外せなく、正門から正面に緑に囲まれてそびえる姿は、まさに青山キャンパスの顔である。
あの玄関の姿は、国の有形文化財に指定されており、ギリシャ神殿を連想するような柱・屋根・階段は、しばらく見とれていた。
時折チャペルのメロデイが流れて、猫までものんびりと眺めに来て、何とも優雅なスケッチタイムが流れていた。
いつも描きすぎて失敗するので、この日は適度に筆を止めての雰囲気重視の画に仕上げてみた。
昼食は、久しぶりに学食食堂を利用したが、学生気分に帰って若き学生諸君に囲まれての学食の味も気分最高である。
午後は、時折小雨もあったが、間島記念館のとなりにある『法人本部』に挑戦したが、これも有形文化財となっており、そのレトロな雰囲気を出すのに苦労した。
休日であったが、多くの学生や講習会受講生などが、多く横を通りすぎて、即席の評価も戴いた。
2枚を描き終えて表参道へ出てみると、そこは「表参道」独特のお洒落な雰囲気が漂い、駐輪しているバイクも、さすが半端じゃない。
ルイガノありTREK、GIANTS、ビアンキ・・・・など高級バイクばかりで、ママチャリは殆ど見られないのだ。
国連大学前では、恒例の「Farmer's Market @UNU」が開催されており、全国各地からの新鮮野菜が産地直送で販売されており、多くの常連ファンで賑わいを見せており、冷やかしながら手土産野菜を手にして、家路についた。