この日も、梅雨空ではあったが雨の心配は無さそうだったので、ぶらりと横浜山下公園付近へスケッチ散歩に出かけてきました。
山下公園をぶらぶらと散策していると、「赤い靴はいてた女の子」像や「かもめの水兵さん」、「ざんぎり頭」など、いろいろな野外彫刻やモニュメントが点在しており、その由来などを確認しながらの散歩だけも興味が湧いてくる。
「ざんぎり頭」とは、西洋理髪店の発祥の地が、山下公園近くだそうだ・・・・・
山下公園と言えば、マリンタワーと共に、横浜の観光スポットとして外せない名所であるが、中でも『氷川丸』は、そのシンボル的存在である。
これまでも、氷川丸をスケッチスポットとして何度も描いてきたが、やはり氷川丸を入れた風景は、『画になる風景』である。
想定外の梅雨の強い日差しを避けて、木陰に腰を降ろして『氷川丸』に挑戦した。
『氷川丸』は、先月、『日本丸』と共に、傘寿(80歳)を迎えたばかりで、お祝いムードが漂っていたが、80歳とは思えない程、外装もリニューアルされていたようで、その姿は美しい。
氷川丸の東側にある白灯台も、レトロな色褪せた雰囲気が、スケッチには何ともいえない風情があったのだが、これも化粧直しで美しく若返ってしまって(笑)、スケッチするには少々がっかりした。
加えて氷川丸との間には、「マリン・ルージュ」や「マリン・シャトル」の遊覧船が割り込んできて、前を塞ぎ「見えないよ~」と、訴えるも「勝手なこと言わないで~」と跳ね返ってきた・・・・
それならばと、午後は西側に回って再挑戦してみたが、仲々「画になる風景」には成らず、船の女性らしい胴体の表現には、いつものことながら苦労する。
中国からの観光客ツアーが、何度も画を覗き込んできて、興味を示してくれるが、残念ながらお互いに、会話が通じなくて「・・・・・・・・・・・」と、笑顔で「上手ですね~」と褒めてくれていたようだ。
やはり、訪れる観光客にも、氷川丸は記念写真にも外せないようで、ひっきりなしで氷川丸をバックに記念写真撮影の姿が絶えなかった。
約数時間の滞在で、夏の陽射しで日焼けしたが、夕方には大雨洪水周囲が出る程の大雨となっていた。