アイアンマン・コリアの観戦で初めて訪れた神秘の島「チェジュ島」は、国際的なリゾートアイランドとも言われている程で、風光明媚な観光地と聞いており、レース前後の時間を惜しんで島めぐりをトライしてみました。
初日、済州国際空港に着くと、バイクやサーフボード、ゴルフバックなどを担いで到着ロビーへ出てくるが、あまりに大型手荷物のためロビーでは出迎え者と混じって大混雑しており、アイアンマン大会関係者のみならず、レジャーアイランドらしい異様な光景が見られていた。
島を縦断して宿泊ホテルのロッテホテル済州へ着くと、済州島一番の高級リゾートホテルだけあって宮殿のような華やかさで、ハネムーン客にも大変な人気だそうで、専用馬車のお出迎えを受けていた。
ロビーラウンジに立つと広いデイズニーランドのような岩山や風車、池などが一望に見渡せて素晴らしい展望であるが、そのロビーにはずらりとバイクが並ぶという異様な光景が見られていた。
チェックインして部屋へと移動するが、これまた迷路のような廊下をバイクを担いで練り歩きようやく部屋に入ると、バルコニーから庭を眺める展望も最高でした。
ロッテホテルは、韓国映画「オールイン~運命の愛~」の撮影されたスポットが多く、ホテル内のあちこちでロケが行われたそうで、ホテルマンに聞くとそのロケシーンを説明してくれました。
一旦落ち着いてから大会の説明会場である国際コンベンションセンターへと、中文川(チュンムン)の安徳渓谷に沿った木道遊歩道をぶらぶらと散策してみたが、緑豊かな原生林の自然の森や奇岩が見えて、実に美しい渓谷美を眺めていたが時を忘れていたようだ。
コンベンションセンターで一休みしてから、海岸へと向かうと海を望む公園では、「トルハルバン」が整列して迎えてくれましたが、チェジュ島のシンボルとなっており、その後何処へ行っても彼らのお出迎えを受けることになるとは・・・・
その表情が実に豊かで出かける土地ごとにユニークなその姿が異なるのだそうで、守護神として、土地を守っているそうで、その目や鼻、口元、手の位置などまさにチェジュ島の文化を感じていた。
さらにその先の景勝地「柱状節理帯(チュンサンジョルリ)」では、六角柱の切り立った岩が屏風のようにそそり立っており、これも溶岩によって出来た自然美で、夕陽を望む景色は圧巻だそうですが、残念ながらそれを待たずに折り返した。
公園内には、豊富な島の石で造ったモニュメントが多く設置されており、海岸を眺めながらの散策は異国情緒を感じていた。
ホテルへ戻って夜の帳がおりると、イルミネーションが輝きロマンチックな雰囲気が漂うカップル天国と変わっていたが、この日はハネムーンカップルが何組訪れていたのだろうか?
この日ばかりは、各国のトライアスリートが多くホテル内を圧倒していたようだ。