第93回 全国高校野球選手権大会の各県予選大会が始まり、全国一の激戦区と言われている神奈川県大会がスタートし、熱い球児の闘いが始まった。
高校野球ファンの一人として毎年このシーズンには、開会式を観戦してから毎日の試合をフォローしているが、今年の開会式は他用で行くことが出来ず、この日の1回戦から球場通いをして、熱戦を観戦するのを楽しみにしている。
この日は、藤沢八部球場で地元の藤沢西高校と湘南高校が出場するので、猛暑が予想される中で、応援に行ってきました。
案の定カンカン照りの猛暑でしたが、地元校2校が出場するとあって内野スタンドは第1試合から満員に近く各校の応援席のみならず、バックネット裏は各校のOBや高齢者の高校野球ファンが陣とっており、顔見知りの人も多くマニュアックな情報交換が行われていた。
我が息子も野球少年で育ち、夢を追って野球部で活動していたころから、毎試合追っかけをやりながら、勝ち負けに泣いたり笑ったりして感動を貰っていたので、誰よりも勝利に拘って応援していた。
その母校は、最近の成績は低迷を脱しきれず春も県大会で予選敗退しており、過っての全国制覇した伝統校の姿も見られず、祈るような気持ちで観ていたが、やはり初回のチャンスを活かせずその後はリードを許し、後半は取られては取り返す大乱戦となり、大量リードされた前半の借りを返すことが出来ず、残念ながら惨敗した。
球場では、青い空のもとで夏の雲が流れていたが、まさに「雲が湧き 光りあふれて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ・・・・・」 の「栄冠は君に輝く」のシーンが繰り広げられていた。
全国の各県大会でも熱戦が繰り広げられており、それぞれの母校やふるさとに寄せる思いが募り、連日の熱戦に手に汗しての応援が続くだろうが、毎年この時期には猛暑と重なり電力消費量がピークを迎えているが、節電努力を考えながらの熱い闘いはこれからが勝負となりそうだ。
東日本大地震の被害地でも元気に熱闘が繰り広げられているそうですが、いまこそ苦しみを乗り越えて一球一球に全力尽くして青春の華を咲かせてほしいと願いつつ、この熱い夏に注目していきたい。