初詣も一めぐりして新春の風物詩として多くの方の信仰の厚い七福神巡りは、もっともご利益がある神様として崇めたてられており、特に今年は震災復興を願っての熱心な参拝者が多いようです。
毎年各地の七福神を参拝しているが、今年も湘南路の藤沢・七福神巡りからスタートしました。
七福神巡りには多くの楽しみがありますが、管理者にとっては、歴史散策・寺社の建築構造を観る・ご利益を得る・自然や人との触合い・ジョグしながらの走りこみと健康維持・新しい発見・記念スタンプ集め・・・・などエンジョイ・ランとなりました。
最初に訪れたのは、「引地山養命寺(布袋尊~不老長寿・無病息災の神)」で、本尊は薬師如来坐像で国の重要文化財に指定されており、眺めることは出来ませんでしたが、布袋尊はこの日公開されていた本殿の奥に鎮座していました。
次に、 「皇大神宮(恵比寿~商売繁盛の神)」は、天照皇大神を祭神とし、境内社には恵比寿宮や稲荷神社、豊受神社など多くの社がありました。
「白旗神社(毘沙門天~知恵と勇気の守り神)」は、かの源義経を祀る神社ですが、奥州で打首になった義経の首がこの地に葬られたことでも有名で、本殿には多くの参拝者が訪れていました。
境内には、義経ゆかりの弁慶の力石や弁慶藤、弁慶塚などがありますが、皇太子殿下のご成婚祝に奉納された手水舎には、龍の彫刻が見られ、昇り竜にも見られるような見事なものでした。
次の「常光寺(福禄寿~幸福・財宝・長寿の神)」では、旧宿場町の名残を残す天然記念物の名木など多くの樹林や弁慶塚があり、カタツムリや亀の石像が迎えてくれました。
遊行寺の近くの「諏訪神社(大黒天~富貴・長寿の神)」では、かって遊行寺の総鎮守だったそうですが、子供たちのグループなど多くの参拝者があり、スタンプ押しには長い列ができていました。
「感応院(寿老人~長寿の神)」は、藤沢では最も古い古寺ですが、本堂の内部が見れるようになっていて、幸運にも寿老人が拝めるようになっていました。
また、境内には「三島大明神」があり、お堂が回転できる構造になっているようですが、残念ながら現在は回転できないそうです。
この後は、過って旧藤沢宿から江ノ島詣でに利用された江ノ島道を走り龍口寺へと向かうと、古き道標や庚申塔が数多く残されており、往時を偲ぶことも楽しめました。
途中、諏訪神社の上社に昇ってみると、平時は閉鎖されている社がこの日は開かれており、さっそく参拝して一休みしてから、龍口寺へ・・・・・
まもなく龍の口刑場跡など日蓮ゆかりの寺、「龍口寺(毘沙門天~知恵と勇気の守り神)」に到着。
龍口寺では、過って日蓮聖人が閉じ込められていた土牢や二王門、山門などを巡っていたが、龍の形が見ることが出来ます。
最後に、「江ノ島神社(弁財天~商売・芸能の神)」へと着くと、この日も初詣参拝客で辺津宮や弁財天には、長い行列が出来ており、弁財天に直行していた。
「八臂弁財天」と「裸弁財天」を参拝して七福神めぐりを締めくくり、帰路に藤沢観光センターに立ち寄り、『開運干支暦手拭』をいただきました。
快晴に恵まれての藤沢寺社めぐりでしたが、久しぶりに汗をたっぷりとかいての快汗で、歴史や古寺に触れて大きなご利益を体に浸み込ませた貴重な時でした。