久しぶりの首都圏の大雪騒ぎも収まり、今朝は快晴の冬空となっていたので先週の七福神巡りに続いて、筆供養の行われる「荏柄天神社」などをジョギングで巡ってきました。
この日は、鎌倉駅から金沢街道を経て鎌倉宮、荏柄天神社へと向かったが、鎌倉宮(大塔宮)は、明治天皇によって建てられた護良親王を祀る神社で、厄除け・幸運招来の神と慕われており、親王が戦に行くときに兜にいつも獅子頭のお守りを偲ばせていたことから、本殿には獅子頭が飾られています。
また、護良親王の身代わりとして戦場で最期を遂げた義光公を祀る村上社の「撫で身代わり像」やかわらけを投げて厄を払う「厄割り石」が人気のパワースポットになっており、多くの参拝者がトライしていた。
この後、近くの荏柄天神社へ走ると、既に狭い境内には、大勢の参拝客?で埋め尽くされて初天神の始まりを待っていたが、受験シーズンを迎えての合格祈願者はほとんど見られませんでした。
初天神の祝詞や玉串奉てんの神事のあと、厳かに「筆供養」が始まると、本殿前の神火に次々と縁台の上に持ち込まれた古筆が焚き上げられていたが、書き物や画が上達すると言い伝えられており、自分も古い絵筆を持参し更なる上達を願って1本を焚き台へ・・・・
燃えたぎる炎に包まれて大小の筆が次々と焚き上げられていたが、千本は下らないのでは?と思われるほど、多くの筆が持ち込まれていたようで、役目を終えた筆への感謝を込めて眺める姿が見られていた。
絵筆塚には、著名な漫画家の画のレリーフが見られますが、しめ縄が巻かれており、多くの見学者の人気を呼んでいました。
昨年は、今の時期には境内の多くの紅梅が咲いていたが、今年はまだ固い蕾状態で代わりに三椏(ミツマタ)が咲き始めていました。
天神社を後にして、八幡宮に参拝して常楽寺へと向かい、1月25日限定で知恵の仏様である「木造文殊菩薩坐像」の秘仏が公開されると聞き、必見の文殊祭を見てきました。
常楽寺は、建長寺を開山された蘭渓道隆禅師ゆかりの古刹で、建長寺の根本とも言われているそうです。
常楽寺の仏殿には、本尊阿弥陀三尊像が安置されており、その天井画には「雲竜図」が描かれていました。
雲竜図の撮影は出来ませんでしたが、狩野雪信筆の雲竜が力強く描かれており、夜になると寺を抜け出してので、視力を奪うために黒目を取っていると伝えられているそうです。
まだ時間が早かったので、隣の文殊堂では「文殊祭」の準備中でしたが、貴重な大菩薩像を拝観することが出来ました。
境内では地元町内会の皆さんから甘酒をいただき、重文の山門前では、祭で演奏される和太鼓の準備も完了していました。
この後、砂押川プロムナードを走り大船駅へと向かい松竹大船撮影所跡には、渥美清と美空ひばりの懐かしい看板に出会いしばし憩の時を得て、この日の鎌倉巡りを終えていた。