中国の旧正月にあたる3日、横浜中華街では旧正月を祝う「春節」が盛大に開催され、初日のこの日は、伝統行事の「採青(サイチン)」と言われる獅子舞が行われるので、横浜駅からウオーターフロントを走り中華街へと出かけてきました。
山下公園を経て中華街の朝陽門から中華街大通りに入ると、多くのバスツアー客が訪れていて通りは大変な賑わいとなっていました。
先ず初めに、入口近くにあるインフォメーションセンター(ChinaTown 80)に立ち寄ると狭い館内では、獅子舞のお面や華やかな春節飾りの前で、記念写真を撮ろうと順番待ちになっており正月らしい光景が見られました。
シルクロードを歩いて「媽祖廟(まそびょう)」に着くと、海の神、厄病・災害・戦争などから守る神と信じられているそうで、多くの参拝客が列をなしていました。
採青(獅子舞)が始まる時刻まで約1時間あったので、シルクロードから市場通り、関帝廟通り、大通りや裏通りをくまなく歩いて見たが、どの店も正月飾りと縁起物が店内にびっしり飾られており、特に「辰年」に絡んで、中国神話の架空動物である『龍』が目立っています。
また、パンダの姿がやたら多く目立っていたが、子供たちには大変な人気のようで、パンダ店では、パンダ人気にあやかっての商品が今年の人気商品だそうです。
どの店内も中国特有の赤や黄色の鮮やかな色で飾られており、魔除けや厄除けの赤唐辛子のストラップなどの飾り物が縁起物だそうで、日本の破魔矢に匹敵するのだろうか?
採青(サイチン)が始まる頃に、「関帝廟」に行ってみると、獅子舞を待つ観客で周辺道路は身動き取れないほど、埋め尽くされており、待つ時間は寒さが身に染みていた。
「関帝廟」は、赤・黄・ピンクなど色鮮やかな色の彩色と色とりどりの龍が天に昇る造形が多く、訪れる人々は心から正月を祝っていた。
関帝廟は、横浜開港と同時に開祖されたそうで、商売繁盛・交通安全・入試合格などのご利益があるそうで、日本の神社仏閣と同じ習慣があるようです。
待つこと約20分で突然爆竹が鳴り、ドラや太鼓の音が鳴り響き、中国獅子が現れて関帝廟へと昇り激しく祝いの舞?を献上していた。
その後、幸運にも私が立つレストランに向かい激しい舞を披露した後に、伸び上ってご祝儀袋「紅包」を口にして店の前に陣取る観客から大拍手が湧き上がっており、関帝廟通りは寒さを忘れるように熱気に包まれていました。
週末には、春節「祝舞遊行」パレードがあり、大変な賑わいとなるようです。