夏休みまであと1週間となり、夏休み中には恒例の学校プールの一般開放が行われるが、開放に先だって、プール管理指導員の講習会が開催されたので、地域の管理指導員として登録された仲間たちと参加してきました。
学校プールを効果的に活用し、広く市民の健康増進を図るとともに、家族の触れ合いや地域のコミュニテイづくりの促進を図るために、毎年地域住民に開放されているが、利用者の安全確保と学校プールの管理に万全を期するために、スポーツ推進員や地域住民ボランテイアによる管理指導者の確保が絶対条件である。
我が地域の小学校でも毎年土・日に開放しており、地域の家族連れなど多くの利用者で賑わっているが、管理指導員は地区の社会体育振興協議会(社体協)が中心となって一般住民のボラテイアの方の参加をお願いして従事しているところである。
この日の講習会も教育委員会の主催で、近くの学校体育館で開催されて、地域の管理指導従事者約180人が集い 熱心に学校プール開放に必要な知識や基本的な水質管理法や万一の事故発生に備えた救命処置の訓練やAEDの使用法などの実践指導を経験してきました。
救命処置の実践訓練では、心肺蘇生とAEDの使い方を参加者全員が模型を使って体験していたが、「見て・聞いて」までは理解しているが、実践してみると、中々理解した通り出来ない人が殆どで、イザという1秒を争う局面で問題なく対処できるだろうかと、不安さえ覚えていた。
心肺蘇生では、「意識確認→助けを呼ぶ→呼吸確認→胸骨圧迫→人工呼吸・・」と状況判断しながら流れるように、動作の継続を求められるが、そのポイントの正確さと強度は、数分間も出来るだろうか?と不安は隠せない・・・
また、これまでも何回も受講してきているが、毎年そのガイドラインのポイントが改定されており、戸惑うことも少なくない・・・
AED(自動体外式除細動器)の使用についても、新型が出てきており対象者に対しての適切な使用が必須であり、自分の命を懸けてやる勇気と覚悟が必要であることを実感している。
屋内での実践訓練後には、屋外のプールにてモデル指導員による監視方法や溺れた人の救助法が紹介され、受講者は緊張しながらその動作の一つ一つを学んでいた。
昨年は、東日本大地震や原発事故などの影響もあって、湘南海岸での海水浴を避ける傾向もあり、例年よりプール利用者は多かったようであるが、家の近くで子ども達同志で戯れたり家族での触れ合いの場として、今年も利用者が安心して楽しめるプレースポットとなるように我々社体協の指導員の役目を果たしたいと願うばかり・・・