MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤沢浮世絵展~小栗判官と遊行の縁

2019年03月24日 | 絵画
藤澤浮世絵館で開催中の新しい展示「小栗判官と遊行の縁」の浮世絵展を観賞していました。

今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、63点の名品が展示されていました。



「東海道五十三次コーナー」では、歌川広重の「狂歌入り東海道」と題した作品19点、日本橋から江尻までの狂歌が書かれた名所図が展示されて、改めて浮世絵の素晴らしい絵図が観られます。


日本橋を大名行列が渡る絵図で富士山と江戸城が描かれた「東海道五十三次 日本橋」の絵図です。


神奈川の茶屋と沖合の帆船や海が描かれた「東海道五十三次 神奈川」の絵図です


藤沢宿の遊行寺橋と江の島一の鳥居を描いた「東海道五十三次 藤沢」の絵図です


大磯宿の街道と相模湾を描いた「東海道五十三次 大磯」の絵図です。


「藤沢宿コーナー」では、広重の「蔦屋版東海道」に見る宿場の施設を描いた10点の作品が展示されています。


帷子川に架かる帷子橋を旅人が渡り大山詣でに向かう光景が描かれた「東海道五十三次 木橋」の絵図です。


茅ヶ崎の南湖と吉原で見られる左富士を見ながら巡礼する光景が描かれた「東海道五十三次 順礼」の絵図です。


江の島コーナーでは、狩野興也の作品「江嶋縁起絵巻」が展示されています。


企画展示コーナーでは、歌川国芳などが描いた「小栗判官物語と遊行の縁」の34点の絵図が展示されています。

小栗判官は、藤沢にゆかりの人物と言われていますが、特に遊行寺との縁が深い伝説上の人で、特に照手姫との関連をダイナミックに描かれた作品です。




歌川国芳の「小栗十勇士の小栗判官」の戦場の様子が描かれた作品です。


藤沢宿の遊行寺橋と江の島一の鳥居を描いた藤沢宿の代表的な浮世絵が会場の壁画として掲げられていました。


多くの大作を観ながら現在の水彩画とは異なる浮世絵特有の構図や色合いの素晴らしさと絵師が愛した藤沢の魅力を感じていました。
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