快晴のサイクリング日和となり、富士見ポイントをポタリングしていました。
田園地帯の富士見ファームでは、富士山の日(2・23)はまだ先ですが、白峰の雄大な姿を見せています。
富士ファームから千ノ川のサイクリングロードを経て、茅ヶ崎の富士見ポイント「南湖の左富士」へ向かいます。
南湖の左富士は、安藤広重が浮世絵に描いた東海道五十三次の風景画の名所で、橋の欄干の彫刻にも飾られています。
川面の茅の上にも、シラサギがお休みしている長閑な光景が見られます。
東海道から八幡宮まで約800mの松並木の参道は「八丁松並木」と呼ばれており、途中の太鼓橋から神社へ向かう参道には石灯籠と松が並び天然記念物に指定された素晴らしい景観が残されています。
参道脇の白梅が見頃を迎えて香りを発しており、気分爽快となる雰囲気に包まれていました。
鶴嶺八幡宮は、源義家(八幡太郎)が戦勝を願って京都の石清水八幡宮を勧請した歴史ある神社で、拝殿の向拝には、鳳凰などの木彫り彫刻が飾られていて風格が感じられますが、コロナの疫病厄払いを祈願し参拝していました。
手水舎には、感染防止のため使用不可となってチューリップが飾られた花水舎となっていました。
摂社の淡島神社は、がん封じの御利益あるパワースポットとなっており、可愛い神鳩みくじや癌封じ石が置かれていました。
樹齢約950年、目通り9m、樹高29mですが、実生か側枝が叢生して4本の枝がくっついて成長を続けたという珍しい大木で、「県の天然記念物」と「かながわ名木百選」に指定されています。
本宮前の二の鳥居まえには、朝恵上人の碑と女護が石が立てられていますが、女性の守護神とされています。
参道の脇の神池、八の字池の出島には、春日大社と弁財天が祀られ、白梅が開花して神聖なパワーが漲っていました~
神池には、巨木の松の木が倒れていますが、枯れ池の中で霊気を受けて元気に枝を延ばしています。
八幡宮を後にして国道1号線沿いの中世の遺跡の「旧相模川橋脚」へ立ち寄ってみました。
旧相模川橋脚は、関東大震災で水田に橋杭が現れた希有な遺跡だそうで、中世の相模川に架かっていた橋の橋脚で国の史跡・天然記念物にしてされています。
現在は、橋杭自体は埋め戻されて地下に保存されていますが、その上部に出現時の状態で10個のレプリカが設置されています。
千ノ川から国道1号線(旧東海道)を走ると、茅ヶ崎駅近くには、江戸から14番目の一里塚が残されていました。
久し振りに富士見スポットや旧東海道沿いの歴史跡を巡ったポタリングでした。