松田山の河津桜・菜の花を花見散歩した後、下曽我駅から曽我丘陵のハイキングコースをぶら散歩してきました。
下曽我駅の駅舎は白壁の蔵屋敷のような造りで、一本の枝垂れ梅が植えられておりフォトスポットとなっています。
駅から約10分の宗我神社は、旧曽我六ヶ所村の総鎮守で平安時代に創設された古刹だそうで、小田原北條氏時代からの小田原城鬼門の守護の社となっています。
拝殿の唐破風には、素晴らしい彫刻が飾られています。
境内には、御神木の欅に珍しいヤドリギが宿る迫力ある姿が見られます。
宗我神社を後にして白梅が咲く小川沿いの道を進み、曽我兄弟ゆかりの城前寺へ向かうと、境内は閉鎖されていましたが、釈迦如来像や六地蔵が並び歴史の道を感じられます。
コース沿いの民家の門には、曽我の里を代表する桃色のしだれ梅が美しい姿を誇っています。
城前寺の大きな墓所には、閻魔大王のような座像の庚申塔も見られ驚きでした。
丘陵コースに入り、白梅が咲く長いつづら折りの激坂を喘ぎながら登ります。
急坂を上った先には、展望が開けて富士山や箱根連山が眼下に拡がるパノラマの光景が見られる丘陵コース最大のフォトスポットとなっています。
さらに長い坂道を経て古道の峠に到着。
峠には六本の松があった所で「六本松峠」と言われ、足柄道、鎌倉道、大山道が交わった峠道の交差点として多くの旅人が通った峠跡で「六本松」の史蹟となっています。
六本松から「見晴台」へと、みかん畑のアップダウンする農道を進みますが、懐かしい童謡の「みかんの花咲く丘」の誕生の舞台にもなった丘で、”ミカンの花が咲いている~想い出の道丘の道~”となっています。
曽我丘陵コースのビューポイントである「見晴台」からは、ふじさんの日に因んで富士山や箱根連山、小田原市街、真鶴半島、相模湾、伊豆半島の第パノラマが望めヤッホーの気分でした
見春台から急坂を下り、曽我梅林へ向かう途中の法輪寺境内には、曽我兄弟の母の満江御前の墓があり、墓石は卵型に作られています。
法輪寺の本堂前の子育て地蔵の両側に紅白の枝垂れ梅が咲き誇っています。
この後、見頃となった曽我梅林の梅花見散歩を続けていおました。【続く】