駒沢オリンピック公園で「東京都中学生陸上競技会2022」開催され、孫の応援に行ってきました。
駒沢オリンピック公園は、1964年のオリンピックのメイン会場だったところで、現在も多くのスポーツ競技がが開催されており、広い公園では一般のランナーのジョギングコースとして開放されており、久しぶり訪れてきました。
公園内の競技施設も世界大会が開催された競技場として特徴的なデザインとなっています。
メインの陸上競技場は、白い花びらをイメージさせる庇が客席を覆うデザインで現在も当時の景観が見られます。
オリンピック会場のシンボルの記念塔も五重塔を連想させるデザインで現在も威風な姿が聳え立っています。
陸上競技会場に入るとスタンドからも他の競技場とは異なる庇が飛び出したデザインとなっています。
孫は、四種競技(ハードル・走高跳・砲丸投・200m)に出場し、各種目とも自己新を記録していました。
応援した後、公園内の施設を巡りながらジョグっていました。
競技場内に、聖火台のようなモニュメントも見られます。
リニューアルされた特徴的なアーチ型の屋内球技場
日本の神社を連想させる八角形平面の屋根の体育館
園内の約2kmのジョギングコースは、新緑に包まれてこの日も多くのランナーの姿が見られ緑の楽園となっていました。
駒沢公園を一回りして、都心の癒しスポットとして人気の等々力渓谷に寄ってきました。
等々力駅から近くのゴルフ橋の渓谷入口の階段を下りると、赤いアーチ橋のゴルフ橋が架けられており、緑とコントラストな渓谷美が拡がり、この日は多くの家族連れの散歩人の姿が見られGWの人気スポットとなっています
谷沢川の渓谷沿いの遊歩道では、川のせせらぎの音を耳にしながら進みますが、水量は少なく深い緑に囲まれ木漏れ日が差し込む独特の雰囲気に包まれています。
渓谷の玉沢橋の先には、古墳時代の横穴式の古墳群が残されていますが、現在は3号横穴のみが保存され1号・2号横穴は既に無くなっています。
「三号横穴古墳」では、奥行約13mの横穴が保存されています。
渓谷の最下流の丘の上には、広い日本庭園があり、竹林や石畳の散歩道、書院建物、芝生広場など約60年前の風情ある光景がみられ、この日は、家族連れのお休み処となっていました。
谷沢川の利剣の橋を渡ると、稲荷堂の脇に二本の「不動の滝」が流れ落ちていますが、岸壁の上に不動明王らしき像が立ち、その両側の獅子の口から水が滴る小さな滝で不動尊の修行僧の滝行が行われるところで、昔は滝の音が森の中に轟いたことから等々力渓谷の名称が名づけられた起源の滝となっています。
滝の脇の急階段を上り「等々力不動尊」へ向かう階段の途中には、大菩薩像や首無し地蔵が保存されて、聖なる雰囲気となっています。
階段を登りきると「等々力不動尊」があり、不動尊は、平安時代に開山された古い霊場で、「お不動様」として、この日も多くの参拝者で賑わい、関東三十六不動に選ばれてパワースポットとなっているようです。
不動尊の前には、御岳山古墳があり、現在は公開されていませんが、高さ7mの5世紀時代の帆立貝式古墳がみられ、様々な供養塔など残されています。
五月晴れの一日となり、久しぶりに都心の駒沢オリンピック公園から等々力渓谷を巡りながらぶら散歩を楽しんでいました。