目黒川近くにある江戸三大火の歴史が刻まれた寺院の「目黒大黒天(大円寺)」と平安時代に開山された日本三大不動の一つの「目黒不動尊」を散策してきました。
目黒大黒天(大円寺)は、江戸三大火の「行人坂火事」の火元だったと言われ、境内には大火の犠牲者供養のために作られた石仏群五百羅漢像や石像が保存されて都の文化財に指定されています。
本堂拝殿には、木彫りの彫刻が飾られて、本堂前には黄金の薬師如来像が鎮座してパワーが溢れた雰囲気となっています。
本堂横の斜面に安置された釈迦三尊像と約500体の羅漢像
他にも、身代わり地蔵尊や三猿の庚申塔などの多くのユニークな姿の石像も安置されています。
大円寺から急坂の「行人坂」を下って目黒川へ向かいます。
目黒川では、春にはサクラ咲く名所となっていますが、アーチ橋の目黒新橋がかかる景観がみられます。
「目黒不動尊」は、徳川家ゆかりの不動尊で、東京五色不動(目黒不動・目白不動・目赤不動・目青不動・目黄不動)の一つとして、江戸城の守護神と言われています。
桜の大木に覆われた「仁王門」
男坂を上った山王鳥居と大本堂
本堂裏に鎮座する大日如来像
境内には、他にも愛染明王や護衛不動尊、延命地蔵尊など多くの像が鎮座しており、表情豊かなお姿に心洗われる思いでした
男坂の下には、千年以上涸れずに流れているという「独鈷の滝(とっこの滝)」があり、池に鎮座する「水かけ不動」に、水を掛けて厄払いをされるパワースポットとなっています。
滝上の池の周りにも多くのお地蔵様が見られ、パワーが漲る雰囲気となっています。
目黒の大円寺と不動尊に参拝して、近くの森の都の「林試の森公園」へ向かいました【続く】