横浜歴史博物館を見学してきました。
館内の常設展では、原始時代1 & 2、古代、中世、近世、近現代の六つのコーナーで、「横浜に生きた人々の生活の歴史」をテーマに3万年に亘る横浜市域の歴史を学べる多くの資料が展示されていました。
会場の展示コーナーの中央のスタデイサロンには、色々資料が展示されてお休みコーナーとなっています。
「原始Ⅰ」コーナーでは、縄文時代の自然の恵みの中で生きる様子のナウマンゾウの頭骸骨やヤベオオツノジカの角や多くの土器などが展示されていました。
「原始Ⅱ」コーナーでは、弥生時代を象徴する国指定史跡の大塚・歳勝土遺跡の大型模型が展示され、弥生時代の稲作が生活の中心になると同時に、金属器が使われ始めた時代で、集落の模型など当時の様子を知る生業に使用された土器や道具類が展示されていました。
「古代」コーナーでは、展示室の中央には、市域西北部にあった都筑郡衙(青葉区)を復元した大型模型が置かれて、古代の市役所(国府)の武蔵国都筑郡が出来た「古代国家の誕生」と様々な資料が見られました。
役人とムラ人との関わりのムラの様子と生活の様子を描かれた絵画
「中世」コーナーでは、鎌倉時代~室町時代の横浜の中世横浜の海の玄関口で、文化・交易・産業の中心地となった、六浦湊(金沢区)や周辺の地形を復元した大型模型が設置されています。
鎌倉時代に現在の磯子区(平子郷)の地頭だった平子氏の座像
「近世」コーナーでは、横浜港が開港し、東海道神奈川宿の旅人で賑わう様子を知る茶屋「桜屋」の大型模型や当時の平和の中に生きる様子が判る模型が見られました。
当時の祭りの民族行事で使用されていた悪霊の「蛇も蚊も」模型
「近現代」コーナーでは、大正時代から関東大震災や戦災を乗り越え、現在までの変わり続ける横浜と市民の生活の変わり続ける人々の情景や、その風俗の様子が資料が展示されていました。
今年は、横浜開港165年を迎えますが、原始(縄文、弥生)時代から現代までの時代を超えた人々の生活振りを学ぶ機会でした。