久し振りに自然豊かな新林公園の散策路をハイキングしてきました。
新林公園には、小高い山の尾根伝いに約1.5キロの自然散策路があり、アップダウンの激坂もある絶好のハイキング・トレランコースとなっています。
公園入口の梅林では、約30本の梅の花は見頃を過ぎていましたが、白・桃色の梅の花が名残の美しさを見せています。
中には、一本の木に白とピンクの花を咲かせた木も見られます。
梅林の奥には、江戸時代後期の古民家(旧小池邸)が見られ、茅葺屋根や屋根の上には「龍」と描かれた瓦が見られ、風格ある景観が保存されています。
内部のお座敷や縁側、土間も当時のままの姿が保存されています。
古民家の裏には、やぐらのようなトンネルも見られます。
古民家裏から急階段の長い坂道を上って緑に覆われた散策路に入ります。
登り切った先には、「獣落し」と名付けられた洞穴があり、猪や狸などの動物を捕えるために掘られた落し穴が残されています。
さらに急なアップダウンの急坂の階段坂が続きます。
坂の上の広い斜面には、四季の色々な花が咲く広場となっていますが、中でも貴重なまだ芽は出ていませんが、希少なクマガイソウが咲くエリアが設けられています。
園内の最高点の美晴台からは、江ノ島や富士山が望める絶景ポイントとなっていますが、この日は富士山は、霞に隠されていました。
後半もアップダウンの散策路が続きますが、樹々に覆われた深い谷間の木橋を経た後、急階段を下り湿性植物区へ向かいます。
湿性植物区では、春には花菖蒲が咲く菖蒲園となっていますが、長い木橋が架かる里山の光景が見られます。
湿性植物区の奥には、バードウオッチャーの人気スポットとなっている「川名の池バードサンクチュアリ」があり、この日は鳥の姿は見られませんが、貴重な自然の森となっています。
湿性地帯には、真っ赤な木の花の姿が見られますが、ハナモモ?でしょうか?
湿性地帯の池の端には、シンボルツリーのラクウショウ(落羽松)の大きな気根が顔を出して、奇妙な姿が見られます。
春の花咲く光景には、早かったようですが、約一時間弱の厚さを感じるハイキングでした。
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