小田原北條五代祭りの武者パレードを見た後、小田原城総構から報徳二宮神社・松原神社などの歴史スポットを散策してきました.
小田原駅西口駅前には、北條早雲公像が角に松明をつけた牛を率いる「火牛の計」をモチーフにした五代祭りに因んだ特別な姿を見せていました。
小田原駅から裏山の八幡山へ向かう交差点には、「八幡曲輪」の石碑が設置され、古郭東曲輪の史跡となっているようです。
約130段の長い階段坂を上った八幡山には、八幡神社が鎮座していた「八幡山」の石碑が設置されています。
八幡山付近は、毒榎の植物が栽培されていたことから「毒榎平」とも呼ばれて記念碑が設置されています。
八幡山の山頂付近の城山公園では、桜の名所となっていますが、明治以降の全戦没者と戦争犠牲者の忠霊塔を中心に緑の公園となっています。
公園奥には、戦国時代に築かれた小田原城の土塁が保存されています。
城山公園の奥の丘陵地帯には、小田原城の最大の防衛機能だった三つの堀(西堀・中堀・東堀)が保存されて堀と土塁で構成された空堀の総構(大外郭)が保存されて、小田原城最大の歴史スポットとなっています。
小峯御鐘ノ台大堀切大堀切の全長約150mの「西堀」
小峯御鐘ノ台大堀切大堀切の全長160m、堀幅20~30m、深さ約15mの屈曲に掘られた最大の「東堀」の壮大な景観
東堀の坂道を下った先には、総構の一部だった新堀と土塁で構成された「三の丸外郭新堀土塁」が見られ、高台のテラスからは、相模湾を望める憩いのスポットとなっていました。
三の丸外郭から長い下り坂の周辺は、以前には、矢場があったと想定されていて「鉄砲矢場」跡の石碑が設置されています。
城址公園の二宮尊徳翁を祀る「尊徳二宮神社」は、厄除け・災い除け・学業成就などのパワースポットとなっており、久しぶりに参拝していました。
二宮神社近くの「御感の藤」は、春には長い花房を延ばす名藤でかながわの名木百選に選ばれていますが、この日は殆ど散っていて名残の姿でした~
藤棚横の南曲輪堀では、夏には蓮の花の名所となっていますが、蓮の緑の葉が浮かぶ光景が見られました。
二の丸エリアから三の丸エリアの松原神社では、例大祭が開催中でしたが、まだ神輿渡御はまだ行われておらず、境内には祭りを祝う提灯が飾られて、心願成就・開運成就・長寿祈願の撫で石の「吉兆の大亀」も見られ、健康長寿えお祈願していました。
街中には、祭りの山車も渡御前でしたが、壮観な姿の山車が置かれています。
大手門跡の石垣の上には、鐘楼が保存されていて、今も午前と午後の6時に打ち鳴らされて、小田原の「時の鐘」と称されて、国の指定史跡となっています。
小田原城は、難攻不落のお城とも言われ、現在も白色のお城が見られ、多くの総構など歴史跡が保存されていて、関東一の歴史を感じる景観に魅せられた一日でした。
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