毎年、この時期に開催される恒例の『神奈川県体育指導委員大会』に、本部スタッフとして今年も参加してきました。
今年は、我が藤沢市が開催地となり、その企画や準備に、大会本部は、県指導委員連合会と共に大変な苦労があったと聞いている。
自分も運営に携わる本部スタッフ一員として参加したが、約1000人超の参加者とスタッフ含めて会場の市民会館は、満員に近く大変盛り上っていた。
神奈川県の体育指導委員は、全国一の4000人を超える数を誇り、日頃の活動と共に、市町村毎に交流している。
午前中は、ニュースポーツとして、活動の幅を増やすべく、ノルデイックウオーキング、スポーツちゃんばら、カローリングの実践体験した。
午後には、アトラクションとして、地元で活躍している子供クラブの『湘南ドルフィンズ・マーチングバンド』と『藤沢市消防音楽隊』の演技・演奏が行われた。
「湘南ドルフィンズ・マーチングバンド」は、藤沢市内の小学生を中心に編成されたバンドで、
全国マーチングコンクールでは、2年連続して出場して入賞しているそうだ。
会場一杯に響き渡る見事な演奏が披露されて、満員の参加者に大きな感動を与え鳴りやまぬ拍手をうけていた。
その後には、お馴染みの消防音楽隊の素晴らしい演奏が行われ、各地のイベントでも出演されているが、市民に親しまれ愛されている存在感である。
本大会では、市長や来賓の挨拶のあと永年功労者140名の表彰が行われたが、永年の努力や苦労は一言では言い尽くせないものがある。
自分も8年前に表彰を受けているが、日頃の活動における熱意と努力が報われた思いがするのではないだろうか?
基調講演では、藤沢市にも縁のある桜美林大学教授でタレントでもある「諸星裕氏」の
『みる・する・ささえるワールドゲーム』の演題でスポーツに対する思いや裏話などを語っておられた。
「ワールドゲーム」は、これまでも話を聞いていたが、オリンピックに参加していない競技・種目の世界大会として行われていて、あまり一般には知られていないようだ。
例えば、トランポリン・エアロビクス・ダンス・新体操・綱引き・ボーリングなど、マイナースポーツが多いが、オリンピックへ昇格?した種目もあるそうだ。
メジャースポーツだけでなく、スポーツを『みる・する・ささえる』ことにより、その楽しさを広げることの大切さを熱く語っていた。
高齢化や自由時間が増える中で、生涯スポーツの振興により、健康な生活を維持するために、スポーツが地域社会や市民生活に与える役割は大きくなっている。
特に、管理者が感じているのは、人間関係の希薄化が進む社会環境の変化の中で、地域コミュニテイの活性化が必要であると思う。
その意味で、スポーツを通じて青少年や高齢者に元気を与えることが出来ると信じており、
その企画や指導・助成に体育指導委員の役割は、さらに大きくなっているのではないだろうか?
さらに言えば、多くの体育指導委員の悩みは、市民のスポーツへのニーズが多様化しており、イベントへの参加者が少ないことである。
如何に多くの市民がスポーツへの関心を高めて、参加できるようにするか日夜悩んでいるところである。
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