今年度の全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果が、文科省より発表された。
今回も、全国国公立校の全員参加方式で行われその結果と分析結果に大いに注目していた。
都道府県別順位では、前回同様、我が故郷福井県を始め、北陸・東北地方が上位を占めているが、全国平均では学力向上があったようで上位県との格差が縮まっているそうである。
全国学力テストは昨年に引き続いて国公立の小中学校の230万人の全員参加方式となり、学力向上に関係者の努力の結果と大いに評価したい。
安定して上位を維持している秋田県や福井県などと各県の教師の交流を行い、指導方法などを学び研鑽された結果が、子ども達の学力向上につながっているようで、誠に喜ばしいところ。
同時に行われた生活習慣のアンケート調査による学力への影響についての分析では、「規則的な生活習慣」、「学習習慣」、「対人関係などのしつけ」などが大きく影響しているようで無視できないところ。
「毎朝、朝食を摂る」、「挨拶を交わす」、「家で宿題・予習・復習を行う」、「近所で友達と遊ぶ」・・・などの生活習慣が見えない学力として、学力向上に影響していることは否定出来ないのではないだろうか?
これらの生活習慣は、我が故郷福井県では、三世代家族も全国で最も多いこともあり、確実に習慣化していると聞いている。
都会生活では、これらの維持が容易ではなく、学童保育や放課後子ども教室などの実情をみていると、この生活習慣が確保するのは容易ではないようだ。
また、スマホゲーム遊びや読書習慣なども学力への影響は、大きいようである。
テスト結果に一喜一憂するのではなく、子供の能力を引出し向上させるために、社会が一体となって力を合わせることが必要であろう。
管理人が一番重要だと考えているのが、人間としての道徳教育である。
イジメ問題や規則を守らない昨今の若者や子供たちに正しい道徳力が欠如しているのは明らかで、授業の中でも適切な教科書も無いと聞く。
社会人としてこれからの人生をどう生きるかを学ばせることが大切である。
現代社会では、少子高齢化が進む中で「子育て」には、学校・保護者・地域が一体となって取り組むことが必須である。
残念ながら都会生活の中では、団塊世代が増える中で、地域のボラテイア活動に参加する人が少ないのも寂しい限りである。
今後も指導方式のみならず生活習慣などの情報交換を行い、指導力の一層の向上に期待しこの国将来を担う「宝」である子ども達の三育(知育・徳育・体育)向上に、学校・保護者・地域が一体となって努力しなければならない。
日本の未来を背負う人づくりは、最重要課題であり、政治・経済・文化ともに一流国家を維持するために、今こそ世代を超えて取り組まねばならないと考える。
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