馬車道のアイランドタワー(創造都市センター)で開催中の、現代アートBankARTを観た後、馬車道の歴史建築など横浜港開港時の名残の街を巡ってきました。
馬車道のランドマークの神奈川県歴史博物館は、開港当時は横浜正金銀行であった建物でネオ・バロック様式の景観がそのまま保存されており、シンボル的なエースドームには、尖塔や丸窓、ドルフィンの装飾が見られます。
歴史博物館の隣の損保ジャパン日本興亜ビルも開港当時の様式そのままの外観が見られますが、下層階は改修工事が行われています。
関内駅近くの横浜指路教会は、宣教師宣教師ヘボンの由来の大教会で関東大震災後に再建され、ノートリダム大聖堂を連想する素晴らしい様式で、教会前には鐘も見られます。
六道の辻通りに入ると、レストランの「馬車道十番館」の赤レンガ壁の外観が明治の西洋館を再現した建築で、素晴らしい絵になるモチーフとなっています。
十番館前には、馬車道を往来した牛や馬の水飲み場が当時の遺構となっています。
関内ホールの前には、日本初のガス灯が灯り、日本ガス事業発祥の地となっています。
ホールの脇には、「ニケとニコラ」の像が由来は不明ですが、馬車道の人気者だったのでしょうか?
本町通りでは、歴史的建造物に劣らぬ時計塔が見られますが、ビルの合間に延びる結婚式場でした。
万国橋通り交差点近くの横浜第二合同庁舎は、旧横浜生糸検査所の外観が復元された建築で「キーケン」とも言われており、正面上部には蚕が孵化した巨大な蛾を表わした「蚕蛾」の紋章や柱状部には生糸をモチーフにしたレリーフが飾られています。
馬車道の玄関口となる万国橋も関東大震災前は、アーチ型トラス橋でしたが、現在はコンクリート製のアーチ橋となってみなとみらいを望むフォトスポットとなっています。
赤レンガ倉庫エリアに入ると、今も開港当時の面影を残したままレンガ造りの外観や内部のショッピングなど素晴らしく歴史的建造物として貴重な遺産となっています。
赤レンガパークからは、久しぶりに大桟橋に入港した飛鳥Ⅱ号が見られ、港ヨコハマの景観が見られました。
海上保安庁資料館では、20年前に九州南部で発生した北朝鮮の工作船と改修物が展示されています。
工作船は、自爆して沈没したが引き上げた残骸が今も保存されており、回収物には武器の自動小銃や北朝鮮の痕跡が見られます。
船体の内部や船首付近には、弾痕が見られます。
現在も変わらぬ北朝鮮の外交姿勢に憂慮される一面が見られ、許せない感情が湧いていました。
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