MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

里坊坂本町散策

2010年11月23日 | まち歩き

1週間のご無沙汰でした。旧友との同窓会を機会に関西旅行(比叡山~京都~奈良)に出かけておりましたので、更新を休んでおりました。今日から旅行記の形でレポートしていきますので、よろしくお願いします。

今回の同窓会は、琵琶湖雄琴温泉で開催されたので、石積みの町「里坊のまち坂本」を訪れるべく早めに京都経由で大津に入り、お昼に坂本に到着。

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駅前公園では「石積みの里」の石造りの道標が迎えてくれ、さらに頬笑みの地蔵さまが笑顔で歓迎してくれた。

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坂本のまちは、「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれていると聞いており、先日NHKでも紹介されており、この機会にぜひ訪れたいと期待していました。

比叡山延暦寺には初めての訪問であるが、その門前町となる「坂本のまち」は、延暦寺の隠居した僧侶の住む里坊だそうで、日吉大社参道付近には「穴太衆(あのうしゅう)積み石垣」に囲まれた美しい街並み広がっていると聞き、歴史散歩に期待を膨らませていた。

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JR比叡山坂本駅から京阪坂本駅前の観光案内所を訪ねて、コースの要所や順路などの情報を入手し、坂本名物の手打ちそばのお昼を摂り、イザ まちへと歩を進めた。

ほぼ案内された順路に沿って、滋賀院門跡~慈眼堂~日吉東照宮~日吉大社~生源寺と時間が許す限りゆっくりと散策したが、絶好の秋日和に恵まれて紅葉を楽しむ事が出来た。

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日吉大社の参道の両側には散歩道があり、水路に沿って美しい石垣が連なっており、由緒ある古寺や白壁が続いており何とも言いようのない風情を感じていた。

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その脇に、名門の造園業を覗いてみると、水琴屈の案内板をみて庭園に入ると老庭園師が迎えてくれて、こだわりの庭園内を案内してもらったが、伝統ある酒樽を使ったという見事な茶室に巡り合った。庭園の花々も盛りには、様々の珍種が咲き誇るそうだ。

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参道では、数人の画家?の皆さんが、古寺をスケッチされている光景も見られたが、秋の風情の楽しみ方を見せてもらった。

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次に、多くの里坊の中でも最大規模で、延暦寺の本坊であり高い格式を誇る 『滋賀院門跡』 を訪れると、壮大な構えの塀は、穴太衆積みの代表例とされており、その見事な勅使門と石垣には、眼を見晴るものがありました。

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時間が制限されていたので、本殿の中には入らずに引き揚げ、滋賀院門跡の裏手にひっそりと鎮まる『慈眼堂』へと回ったが、御堂は比叡山の再興に尽くした天海僧正の廟所だそうである。

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お堂前の石垣も穴太積みの代表的なものだそうで、長く延びる石垣は見事でした。よく眺めてみると自然のままの石を巧みに積み上げて、機械的なものとは異なる自然の石積みの美しさが表れている。

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お堂の裏手の墓地には、石塔群や13体の阿弥陀仏が整然と並んでおり、坂本のまち散歩には欠かせない名所だそうである。

しばし、石仏や石灯籠群をまわり、裏山の急階段を登ると「日吉東照宮」へ着くと、さすがに訪れている人もなく閑散としていたが、唐門と社殿の装飾は漆塗りの彩色の荘厳な雰囲気が漂っていた。

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聞けば日光東照宮が再建されたときの原型になっているそうで、関西の日光とも呼ばれているようだ。

さらに坂道を下り比叡山高校前を通り日吉大社の赤鳥居へ到着すると、大型バスで参拝客で賑わっており、紅葉が見頃となっていたが、翌日の境内散策に期待して、参道の遊歩道を下り、生源寺へ向かった。

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京阪坂本駅前の生源寺は、伝教(最澄)大師の生誕地だそうで、山門のかたわらに「開山伝教大師御誕生地」の画があり、右手に井戸があり、「伝教大師御産湯井」の石碑や伝教大師の生誕像が設置されていました。

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約3時間のゆっくり歴史散歩を堪能して、JR比叡山坂本駅から迎えの車でこの日の宿へと向かった。

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