25日の初天神を迎えて鎌倉の荏柄天神社で開催される「筆供養」に使い古した絵筆を供養してきました。
荏柄天神社は、創建900以上の日本三大天神として太宰府天満宮・北野天満宮と並ぶ学問の神様の菅原道真公を祀る天神社で、毎年この時期には、合格祈願の受験生で賑わいますが、今年は参拝者の姿も少ない中で開催されました。
神事が行われた後、お祓いを受けて宮司が点火すると、瞬く間に炎となり天高く昇って行きましたが、参拝者はそれぞれの持ち寄った筆に感謝の気持ちを抱きながら見送っていました。
社殿は、鶴岡八幡宮の若宮旧社殿を移設したもので鎌倉最古の木造建築神社で、「梅の紋」が飾られて国の重要文化財に指定されて風格を感じられます。
八雲神社の神輿も公開されていました。
拝殿の前の寒紅梅は、鎌倉で一番早く咲く梅として有名ですが、今年はまだ開花していませんでした。
手水舎には、コロナ感染防止のため、使用不可となって美しい冬の花が奉納されています。
境内の「絵筆塚」には、横山隆一や藤子不二雄、小島功など多くの漫画家が描いたユニークな河童の絵のレリーフが154枚張られています。
境内の「かっぱ筆塚」には、漫画家清水崑が愛用した絵筆の供養するために造られたものです。
御神木の大銀杏は、樹齢900年以上の古木で高さ25m、胴回り19mの貫禄ある姿を見ることが出来ます。
拝殿の右側には、熊野権現社の末社が鎮座していますが、この地の二階堂の鎮守様だったそうで、後に荏柄天神社と合祀されたと言われ、熊野三柱神が祀られていました。
絵筆の供養を見届けて、瑞泉寺など鎌倉巡りを続けました【続く】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます