冬の風物詩として年末、年始に開催される伝統の「世田谷ボロ市」を観にブラ散歩してきました。
ボロ市の始まりは、約440年以上前から続くと言われる伝統のボロ市で、都の無形民俗文化財に指定されており、この日もボロ市通り周辺は身動き取れない程の大混雑となっていました。
ボロ市通りの中程には、国の重要重要文化財に指定されている武家屋敷門と代官屋敷、代官所があり、多くの歴史を感じる貴重な史蹟となっています。
今年、一年間かけて修復工事が終了したばかりで、茅葺屋根や主屋内も公開されていました。
この武家屋敷は、彦根藩世田谷領の20ケ村をの代官を世襲した大庭家の屋敷跡で、その重厚な造りが見られました。
屋敷内には、代官所の名残りとして白洲跡も保存されています。
屋敷内にある世田谷郷土資料館では、江戸時代の世田谷の歴史を学ぶ資料が多く展示されていましたが、館内には奥沢神社の伝統の「大蛇お練り」の模型が展示されており、実物の2分の一模型の大蛇が観客の警備をしています(笑)
また、大山参詣道に在ったという道祖神やお狐さんの石像などが残されていて、世田谷の史跡として保存されています。
代官屋敷跡から天祖神社へ回ると、境内には植木市が開かれており、クリスマス時期を迎えて冬の花や柚子、盆栽が並び美しいシクラメン人気を呼んでいたようです。
ボロ市通りでは、約700店の古着や骨とう品、古道具、玩具・装身具、雑貨、古書などの販売屋台などが並んでいますが、ボロを売る店はありませんね~
可愛いパンダや犬などの暖か帽子の前では、ベビーカーに乗った猫ちゃんも驚いた様子で欲しがっているようでしたね(笑)
新年を迎える神棚や福だるまも見られます。
珍しいひょうたん飾りや手作りビーズストラップなどよくこれだけ集まったなあ~と思われる小物も人気を呼んでいました。
江戸時代や尋常小学校時代の教科書も懐かしく見ていました。
骨董市かガラクタ市?かと思いながらボロ市の形も変わってきているようですが、連日20万人の観客が集う楽市を楽しんだ後、猫寺の豪徳寺へ向かいました【続く】