「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「トレーニング」

2009年01月13日 | 季節の移ろい・出来事
6月から始まる錦帯橋鵜飼、まるで時季外れと思われるこの頃に、鵜飼の公開トレーニングが行われた。
鵜という鳥の本来からある「魚を捕る」という本能さえも、人に飼われて過保護にされるとそのテクニックを忘れてしまうのだろうか。 そればかりではなく、鵜匠自身の手縄さばきの復習も込められているのかも…。

小雪のちらつく錦帯橋下で、かがり火を焚きながら船を操り、一人の鵜匠が7羽の鵜を上手にさばく。鮎の代わりとなる鱈などを投げて、潜ってくわえさせるという本番さながらのトレーニング。やはり本番には一度は遊覧船に乗ってみたくなる。

泳ぎも潜りも、魚を捕ることもプロである鵜でさえ、トレーニングを怠らない。
とすれば、それでなくとも体は硬くなり、運動神経は俊敏さを失う一方の我々高齢者も、鵜を見習わなくてはいけないなーと思いながらも、この寒空にねー…と身震い一つ。

いよいよ、サンデー毎日・悠々自適・晴耕雨読……。あこがれの生活様式を手中に収めた。ダーダーのけじめなき生活を戒め、小人閑居して不善を為さないよう気を付けなければ……。
責めて錦帯橋を見下ろすお城山ウオーキングなど、足腰を鍛えるトレーニングに励まなければ鵜にも負けてしまいそう…ウウッと思いつつ、風邪でも引いたら元も子もない…と、もっともらしい理屈を付けて、二階の陽当たりを独占してしまう。

ヨーシッ! 思い直して、ベッドの頭元に積まれている本でもひもとこう。
結局、体力より文章力のトレーニングに逃げ込んでしまう。ヤだねー……。
♪♪ はーるよ来い はーやく来い ヒーマをもてあますじいちゃんが~ 高い万歩計買い込んで~ おんもへ出たいと待っている~~ ♪♪

        ( 写真: 本番さながらの、鵜飼トレーニング )
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい