「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「岩国のお正月は」

2009年01月02日 | 季節の移ろい・出来事
元日・二日と絶好のお正月日和に恵まれた。
お正月のお客も、大物は12月30日に済んでしまっている。小規模のセガレ夫婦は、元旦にやってきた。こちらは第一お酒が要らない。これは、お正月のお客というには少し拍子抜けである。
お腹一杯に食べるものを食べたら、ゴロッっと横に。後はお嫁さんと、コーヒー呑みながら世間話をする程度。やっぱり、自分勝手にはしゃぐのを、大声上げて押さえ付けながらも、賑やかにしゃべる小さい子がいる方が接待した気分になる。 ちょっと問題ありの発言かも……。

二日の今日は訪問者もなさそう、そうなるとついつい出かけて見たくなる。
いいお天気に誘われて、神社初詣の賑わいを横目に、お城山に登ってみた。運動のつもりなら登り25分。今日は久しぶりでもあり、運動目的でもない、いうなればお正月の時間つぶしの意味合いもあって、タップリ時間をかけて登った。

この時期の快晴は見晴らしのよさに驚く。お城近くからの岩国市の眺望は、あらためて「なかなかのもんじゃ……」と見惚れる。
中でも、標高750㍍から眺める錦帯橋は、お正月の日に映えてよそ行きの姿を見せてくれる。
やっぱり、岩国のお正月は錦帯橋から始まることを再認識した。

錦帯橋を起点に市街地を経て沖合を見ると、米軍艦載機岩国移駐で揺れる岩国基地が広がる。
その手前には、基地を1000㍍沖合に移設する工事に伴う、愛宕山土砂採取後の広大な開発地が広がる。こちらは、山口県や岩国市の財政逼迫という問題を抱え、国に買い取りを迫る一方で、米軍住宅建設には反対……という数々の問題を抱える、もう一方の岩国市の現実を一望できる。

お城山から眺めている分には、実にゆったりとした町並みも、眺望からは計り知れない根の深い諸々を、一つ一つ解決していかなければならない、新年の幕開けでもある。

      ( 写真:お城山から見下ろす、優雅な錦帯橋全景 )
コメント (15)
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