「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「寒い朝」

2009年01月26日 | 家族・孫話
“♪ 北風吹きぬく 寒い朝も 心ひとつで 暖かくなる~~♪ ”
と、歌にはうたわれているが、現実はそうも行かないようだ。いくらがんばっても、気持ちを確かに持っても、寒いのにはあまり変わりはない。

夕方になって急にお泊まりに来る孫のカー君。大寒以来最も冷え込みの厳しい夜だけに、風邪でも引かせては一大事…と神経を使う。
翌朝、起きてみれば案の定一面の雪景色。とはいっても3㎝も積もったろうか。

ばあちゃんが所用で、朝からじいちゃんと二人きり。着替えも朝ご飯もそこそこに外に飛び出す。先ず畑の雪にちっちゃな足跡をいっぱい付けてご機嫌。次いで、石臼に薄く張った氷を砕く。
一つだけ、今までと異なるのは、カメラを手から離さないこと。

カメラと言っても、使った後の「取りっきりカメラ」。実際には役に立たない。それでもお母さんが持たせたらしく、「雪の結晶を写す……」言うことは立派。拡大鏡を取りに行って観察させる。半分くらい納得の様子。
その後が大変。寒風吹きすさぶ海の公園へ散歩に行こうという。完全防寒装備、お手々つないで15分。

人っ子一人いない公園で、真っ白い雪景色の中でターザンロープを繰り返す。
ここでも、写りもしないカメラを、あっちに向けこっちに向けファインダーを覗く。果てはじいちゃんのデジカメを手にして、シャッターを切るわ切るわ。何に触発されたのか、何を思ってカメラなのかよく分からないが、3・4日前から執着がカメラに移っている。

陽差しに少しは助けられたが、寒さに耐える重装備、体は硬直。肩が凝る思いの2時間半。ようやく帰って早速パソコン処理してみたら、数枚は使えそうな風景写真を撮っていた。
刻々と興味の対象が動く6歳児。出来るだけ、思いに沿ってやりたい。
カメラに執着を見せるのは、ひょっとしたら、東京タワーを写真に撮りたい暗示なのだろうか。

       ( 写真: 寒い朝、カメラ片手に石臼の氷を砕く、カー君 )
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい