ここ4・5年では珍しく遅い初詣となった。
気持ちの中に重くのしかかっている昨年の大震災。二度とあのような大惨事が地球上で起こらないことを何としてもお祈りしたかった初詣。思うに任せず遅くなってしまった。
少し風はあるものの、時折日差しもある穏やかな初詣日和であったことに感謝。
ただひたすらに柏手を打ち、手を合わせ祈るのみ。たったこれだけの行為ではあるが、何故か大きな義務を果たした気分に浸れるのは不思議である。
そして寒さに震える錦帯橋、孤高の雄姿岩国城を眺めながら、公園を散策。
一年の始まりとして、気持ちに区切りをつける意味でも欠かせない行事ではある。
元旦も二日も孫の三男坊の守に追われた正月。
兄ちゃん達はお父さんの里へお泊りに行き、母親は仕事に取られ、只一人ジジババに預けられる悠雅君。哀れではある。その分、淋しくないよう付き合ってやる。
元旦早々、年賀状を見るのもほどほどに、公園や散歩をせがまれる。
嬉々として喜ぶ声に、ブランコを押してやり、滑り台に手を貸し、見守る。
「1年の計は元旦にあり」と言うが今年もこんな調子の1年になるのだろうか。
それも悪かあないが・・・。
兎に角向こう一年が、穏やかで安らぎのある日々であることを念じながら、正月三が日は静かに往く。本格的な新しい年が始まる。いよいよ明日から・・・。
密かな喜びは、母の妹、叔母さんが今日100歳の誕生日を元気に迎えられたこと。100歳7カ月で往った母を超えるのは間違いない。あの元気さは見習いたい。