今回届いた「負担割合の判定方法」(実にわかりずらい)
先だっての「敬老優待乗車証」に続いて「国民健康保険高齢受給者証」なるものが届けられた。どちらも敬老とか高齢とか書かれた証明書を頂くと、「あなたはお年寄りですよ」と改めて念押しされているような圧迫感さえおぼえる。もっと伸び伸び生きたいと思うのに。
こういった優遇措置に対しては、腹の底では有り難いと感謝しながらも何となく抵抗の一つもしてみたくなる。所詮「蟷螂の斧」だと分っていてもだ。
古稀を迎えようと、定年退職から10年を経過しようと、こちらの気持ちとしては大きく変わらず、まだまだ若いよ・・・と思っている、というか思っていたいのかな。
今回の高齢受給者証は、医療費の自己負担が1割という、それはそれは有り難い、とっても大きなメリットのある証明書なのだ。こいつぁ春から縁起がいいわい・・・とほくそ笑んだのも束の間。実際に1割負担で診療を受けられるのは3月31日までの期間限定。たった2ヶ月間しかない。4月1日からは2割負担となる。
高齢者医療負担を1割にはしたものの、増え続ける高齢者に耐えられなくなり、2割負担に上げる制度移行に伴う4年間の凍結期間が、この3月31日で終わるということ。
間が悪いとしか言いようがない。
だからといって、1割負担の間に病気になっておこうというわけにも行かない健康体。結局そんな恩恵を受けないまま2割負担になることは間違いなさそう。
でもまあ考えてみれば3割負担だろうと1割だろうと、ここ数年、歯医者と定期健診以外は病院に通っていない。1割負担の喜びは束の間であったが、健康であることの喜びをもっともっと長く持ち続けていくとしよう。