1月7日、午後6時10分 東の空に浮かぶ14日の月
「いつもは極めて壮健な人が病気になることのたとえ。」と広辞苑に解説されるのは「鬼の霍乱」ということわざであることはご承知の通り。
鬼の・・・と言われるほど壮健とも思わないが、病弱・・・と言われるほどひ弱でもない。
ごく普通の健康状態を保っているだけである。にもかかわらず、どちらかというと元気ジルシだと本人が過信して来ただけの小生。正月早々こっぴどく反省を促された。
七草粥を頂く夕方、東の空にそれはそれは見応えのあるお月さまが昇ろうとしている。
兎に角カメラに。何枚かシャッターを押した。その頃から異常な悪寒が背筋を走る。
ン?なんだか寒いなー風邪か?意識して少し早目に布団に。寒い、足元がスースー、肩のあたりは毛布をからませてもマフラーが欲しくなるほどの寒さを体感。
熟睡時間の短い朝を迎え、何年ぶりかの体温測定。意外や意外38度2分。ナヌッ!朝の一番安定しているときの体温が、これまでに経験がないほどの高熱。これで先ずガックリ。身体の節々はギシギシ音を立てるほど痛む。ひたすら横になる。すぐに寝入る。
幸いなことに食い意地だけは張っている。お粥専門に食っては寝、食っては寝。
急な発熱から4日を経た今日、ようやく孫の悠雅君を抱けるまでに回復した、と思う。
誰かさんから言われたように「知恵熱」だったのかも知れん、と思っておこう。
少々の熱で休んではいられない予定もある。が、ここは一番休養優先・・・と頭では思うのだがそうもいかない。それなら一切風邪など引かないよう注意することだ。
鬼ほど元気でもない。何事にもやや大げさに反応する馬になぞらえて「馬の霍乱」ということで一件落着としたい。今年もやらなきゃならんことが山ほどある。
いち早くきれいなお月さまをブログアップしたかったのに、それさえ意欲が湧かなかったほどの高熱。本物の患いだったようだ。それでも歳のせいや忙しさのせいだなどとは断じて言いたくない自分がいる。