あれやこれや、これやあれや。我ながら押しつぶされそうな忙しさの中で迎えた師走半ば。
日本郵便の誘い文句に載せられたわけでもないが、同じ出すのなら元旦に届いて欲しいと思う年賀状。忙しいなどと愚痴の一つもこぼしながらも毎年締め切り前に出してきた。
ここ数年の中で、感じたことのないほど本当に忙しかった11月12月の日々。
この時期の宴会ではどうしても歌いたくなる、吉幾三「雪国」。 “・・・ ・・・ 追いかけて・・・追いかけて・・・追いかけて 雪国~ ” ではないが、時間に追いかけられる中で、意外に冷静に順序立てて、予定の一つひとつをこちらから追いかけてこなして行ったように思う。
そして今日、大半を仕上げた200枚を上回る年賀状。
虚礼と言われようが何と言われようが、疎遠の方とは一年に一度正面切っての消息確認。この上ない安心を頂ける古来の風習。辞めるなどは考えたこともない。
パソコン作成か手書きか、などの議論もあるが、差し出す相手方の顔を思い浮かべ、内容を考えて作るオリジナル年賀状に、値打ちの有り無しが語られるのだろうか・・・などと自分の都合のいいように解釈して今年もパソコン頼り。完璧に元旦に間に合わせた。
「何がそんなに忙しいのか???」 それを聞くのは野暮と言うもの。
もちろん、要領の悪さがあったり、無駄と思える時間浪費もないとは言わない。
それらを差し引いても、色んな役回りが巡ってきたり、思い入れのある作業も外せない。
これらを如何にやりくりして、制約された時間の中で結果を出して行くか。一種の闘いにも似たこの感覚はどうかすると快感につながるから不思議である。
などと、一通りの行事を終えた今だからこんな生意気なことも言える。
どこかで聞いてもらいたい愚痴もある。やっぱり聖人君子には程遠いな~