畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

アゲマン

2012-10-16 07:40:59 | 食べ物

 油で揚げた饅頭です。美味しいです。
色は黒いけれども、カリカリとした皮の歯ごたえと、甘い小豆餡は結構マッチしている。

 変なことを想像した方はご反省を(笑)。
先日、農天市場を訪れてくれた同級生の夫婦からのプレゼント。
さー、この「アゲマン」で、農天市場の売り上げは如何に(大笑)。
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平茸が大発生!

2012-10-16 05:21:13 | 山菜

 「熊取のおっちゃん」さんに、夕食を食べて頂くための御馳走に「里芋」を掘りに下の畑に立ち寄った。
軽トラックを停めたとたんに、キウイの棚の下に伏せた、胡桃の木に出ている「平茸」を見つけた。


 遠目にも分かる、巨大な傘に育っています。
覚えていらっしゃる方も居ないかも知れないけれど、春先に胡桃の大木をチェンソーで挽いて運搬。
そして、ドリルで穴を開け、せっせと「平茸」と「ナメコ」の菌種を打ち込み、キウイの棚の下に運搬したものです。


 残念ながら、食べられるけれども少々大きくしすぎましたね。
スベルべの掌よりも一回り、いや、二回りも大きい。うーん、二、三日遅かったかな。


 ユリの球根用のコンテナと、プラスチックの苗箱がそれぞれ山盛りに。
畑の近所の方お二人に、早速おすそわけ。
そして、「熊取おっちゃん」さんには、夕食にバター焼きで食べて頂きました。 


 その後、今度こそ見逃してはならじと、雨の後に見に行きました。
今度はこんな小さな平茸が出ています。もう二、三日後が採り頃かなー。


 この、平茸の幼菌って、どこか見覚えが有りませんか。
そう、スーパーなどでは「シメジ」と名前を着けて売られていますよ。

 栽培ものは、当然ながら全ては天然もののキノコを栽培したものです。
「エノキたけ」の天然ものなど、売られている軟白化されたものとは大違いの茶色のキノコですよ。

 数年前には、他人に先駆けて裏山で「平茸」を発見。
その後も二、三年はその「平茸」は私の独占状態。いやー、良い目をさせてもらいましたね。

 ここのところは、皆さんも覚えたり、楢枯れ病で枯れた楢の木も古くなり過ぎ、大漁豊漁は夢の彼方。
私が死んで何十年も経ったら、また同じような現象が起きるのでしょうね。
私自身、あの初雪後の雪を掻きわけ、ミゾレに打たれながら探し歩いた体力も情熱も失せたようです。
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畑に「黄金の花」が咲く

2012-10-15 05:33:01 | 野菜

 猛暑と干ばつのため、はかばかしくないと思っていたさつま芋。
でも、あの台風17号による雨の後辺りから、グンと成長し豊作になった品種も有りました。 


 やはり、暑いところ鹿児島の名産品、芋焼酎の原料になる「黄金千貫」は上々の出来。
向こうで寝ているマックスも驚くような出来具合。


 一株で、とんでもない量の芋の数が付いている事さえ有ります。


 でも、一株の芋の数は少ないけれども、ドーンと大きな芋が一本だけ。何てことも。
この大物なんて、太り過ぎて地面の上にまで顔をのぞかせていました。
こんな時は傷つけないように、スコップで丁寧に掘り出します。


 比較のために手袋を載せてみました。
ちなみに、この大物は一本800グラムありましたよ。


 こんな大物が、ドドーンと二本並んでいる事も。
「黄金千貫」はさつま芋としては異色の白色で、それで味を疑う人さえいます。

 でも、焼き芋や、「芋天」にしたときの美味しさは抜群でリピーターになる人も多い。
芋焼酎の原料になると言うことは、それだけ澱粉が豊富で、甘さにもつながると言うことですね。


 一畝50株を掘り起こすと、ユリの球根用コンテナに三箱半も有りますよ。
秋も深まりつつあり、日毎に寒さがつのって焼き芋の味もグンと良くなりつつ有ります。

 どうですか?焼き芋が大好きな女性は農天市場で熱々の焼き芋。ってのは。
もし、食べきれる自信が有りましたら、先程の一本800グラムをじっくり、こんがりと焼き上げますよ。

 スベルべの目の前で完食されたら、お代金は結構。頂きませんから。
いやいや、代金どころか、他の種類のさつま芋、焼き芋もドドーンと無料進呈しますよ(大笑)。
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車上狙いを捕えたけれど

2012-10-14 05:08:20 | 暮らし

 先日の午後のことです。
居間に居た私に妻が「トーちゃん!大変!今若い男がうちの軽トラの鍵を持ってったー!」
なんて大声で叫んだ。


 なんでもマックスの吠える声に、ふと、表をみると若い男がウインドウに手を入れて鍵をひょいと持ち去ったのだと言う。
軽トラであれ、鍵を自動車の室内に置くことは行けない事なのだけれど、そこは治安の良い駅前。

 家との出入り、そして、言い訳になるけれど、軽トラを動かす頻度も多く、
鍵は抜くだけで、軽トラの運転室内に置くことが多かったのです。


 妻の声を聞き、すぐさまスニーカーを履いて、玄関を飛び出し若い男が自転車で去ったとの話に、駅前に走った。
すると、なんと若い男は駐車場が行き止まりだから引き返してくる。

 「止まれ!ちょっと待て!」と大きな声で若い男の前に立ちふさがり停止させる。
そして、前部に取り付けられた買い物かごの中に見慣れた、軽トラの鍵を発見。

 「それって家の軽トラの鍵だろー?どうするのよ、他人の車の鍵何か盗ってー!」
「スミマセン、申し訳ありません」なんて唇を震わせながら詫びるばかり。

 どうしてこんな事をの問いにも「自分も同じことをやられて面白く無かったから」なんて言う。
「自分がやられて面白く無かったからって、同じ事を他人にするってことも無いだろう」と叱る。

 「仕方ないな、今警察に連絡するからちょっと待て」と言うと、自転車を止めて降りた若者は、
「それだけは勘弁して下さい」と言いながら、私の前に土下座をするではないか。

 「そんな事を言ったってだめだよ、謝って済む事じゃ無いだろ」と言うと、立ちあがった若者は「私を殴って下さい」なんて言う。
「殴ったって、俺の手が痛いだけだよ」と言ったけれども、さてどうしたものかと思案にくれる。

 名前までは聞かなかったけれども、住所を聞くとかなり離れた町の名前を言う。
「ヨシッ、分かった、今回は許すから、暗くなって寒くならないうちに早く帰れ!」と解放した。

 でも、自転車で去った若者は一旦、住所と反対方向に国道を走ったけれども、なんと又帰ってくるではないか。
何かまだ悪さを企んでいるのかと、再度、駅前で捕まえて「なんだ、どうして帰らないの?」と問い詰める。

 「俺、親と喧嘩して家を出てきたから、家には帰りたく無いんす」なんて言う。
そして、「帰る所が無いからホームレスになろうかなー!」なんて、大きな声で呟く。
「バカヤロー、ホームレスになんかなってどうするって言うのよ、つまらんことを言うな」と叱る。

 「だって、俺、仕事も無いし行く所もあてが無い」と言う。
重ねて「今は不景気でどこも使ってくれないし、もう三年も仕事はしていないんです」なんて言う。
「ハローワークとかは行ってみているの?」と聞いたり「特技は持ってるの?」と聞くけれどもはっきりした返事も無い。

 「派遣は駄目ですねー」なんて言うから「そりゃ、あんな事業は俺も職安法違反だと思うよ」なんて思わず同情。
そして、「リーマンショック以来世の中どんどんとダメになりました」なんて言う。
続けて「小泉が総理大臣になって規制緩和なんて言い出してからですよ、世の中が変になったのは」などとも。

 「うーん、それも確かだなー、俺もハローワークにも行ってみたけれども、魚沼地区は仕事、求人が無いからなー」
なんて、思わぬ方向に話は続きます。
「もう、こんなことが続いたら俺なんてこうですよ」なんて、首をくくる手真似さえするのです。

 「分かった、分かった。とにかく人生はな、悪いことばかりではないから、しっかりと前を見て、
明るい考え方も持って頑張れよ、そのうちきっと良い事も有るぞ」なんて慰め始めてしまった私でした。
「泥棒に説教」「盗人に追い銭」のような感じに最後はなってしまいましたね。

 体格も良いし、若いから何か仕事を見つけてあげたいとは思うし、今の社会の厳しさも感じました。
本当に、今の政治のためか、どんどんと暮らしにくい社会になって来ているのも事実ですね。

 頑張りさえすれば、何とかなってきた私たち団塊の世代は結果的には幸せだったと思います。
さて、昨日から妻は一泊で同級会に出かけ「農天市場」はスベルべ一人で奮戦中。
しかも、今朝は自分で計画した事だけれども、「地域の秋季一斉清掃」の陣頭指揮もしなければならない。

 軽トラに満載の、昨日の「農天市場」の陳列品を再び店に並べ、マックスと少し散歩したら出かけましょう。
今日も忙しい一日のスタートです。どりゃ、腰を上げることにしましょうか。

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『貴腐ワイン』を飲んでみました

2012-10-13 04:57:03 | 食べ物

 話には聞いたことが有るけれど、初めて「貴腐葡萄」によるワインを飲んでみました。
あるルートから、酒好きのスベルべに流れ着いたものです。


 コルクの栓は抜いたら、再び入れられるような状態では無かった。
1990と記された、ラベルの上縁の汚れが流れた年月を示すかのよう。


 生産総本数と、この瓶の通算番号が記されています。
(通算番号は秘密と言うことにしましょう)


 このワインは平成2年に収穫された、貴腐ブドウを材料として作られたと言う。
平成2年と言ったら、スベルべが大張りきりで一世一代の大仕事、家の新築をした年です。

 この説明にも有る通り、ワインも保存方法が大切。
実は他の物も入手したのだけれど、中にはコルクの栓が朽ち、コルク抜きを当てただけで瓶の中に落ちた物も。
低温の常温で無かったら、元の品質、いや歳月による熟成も難しいようです。


 さて、この「貴腐葡萄」によるワインの味は如何に。
一昨日の夕食時に、期待と不安、無い混ぜの気持ちでコルク栓の覆いを取り、コルク抜きで開けた。

 うーん、香りは良いです。
期待と不安の気持ちで、ワイングラスに唇を寄せる。
おー、これはさすがに芳醇な味ですよ。

 スベルべの筆と、ワインに対する知識の不足では中々言い表せない。
夕べは、コルク栓の汚れ(酒石酸の塊だと言う)が中に落ちないよう、サランラップで蓋をして、
冷蔵庫の中で一昼夜を過ごさせ、十分に冷えた、このワインを頂いた。

 味が分からないと言うか、古さに不安を感じて一口で止めたスベルべママを良い事に、
冷えた、残りの半分を一人で残らず飲み干してしまった。

 二度と手に入ることも、口に入ることも無いであろう、貴腐ワイン。
期待した、生産地北海道の夢を見ることも無く、朝まで深い眠りのスベルべでした。
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