畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

おーい「トノサマガエル」よ春だぞー

2014-04-19 22:05:08 | 自然

 何日も晴れの日が続き土も乾いて来たので満を持して畑にトラクターを入れた。
こうして、下の畑には雪のかけらも見えないけれど、標高差140mの山の畑の周りは雪に覆われている。


 乱暴だったけれども、冬季間何の手入れもしなかったトラクターが奇跡的に一発でエンジン始動。
力強いディーゼルエンジン音を響かせてくれ、安心と共に感動の一瞬。(人間の方が慣れず曲がった轍跡)


 縦横とブラウ(鋤刃)の回転を変えて丁寧に耕す。
雪が少なかったとは言え、土は雪の重量で固く締まり最初はブラウを低速回転で使わないと食いこまない。


 耕した土の上を動く影を見つけた。
おや?どやらカエルみたいだぞ、まだ冬眠中だったのかな。


 ほら、丸々と太った「トノサマガエル」ですよ。
いや、太っているのではなくて産卵間近、臨月のお腹なのかな。

 「眠っている所を掘り出しちゃってごめんな、でももう春だぜ」なんて声を掛けたら、
「まだまだ田圃に水も張られず、産卵するところも無いよ」なんて返事が(笑)。
でも、よく見ると右腕を傷付けてしまったようです。ゴメンナサイ。

 昨年新潟市で「トノサマガエル」が見つかったと地方紙で話題になっていました。
なんと、新潟地域では「トノサマガエル」が絶滅危惧種になっているのだとか。

 驚いて、「朱鷺をはじめ、有る種の絶滅は自然環境破壊への警告」ではないかという趣旨で投稿。
でも、文章が未熟だったのか、内容が編集者の気に入ら無かったのか没となり掲載されなかった。

 「トノサマガエル」の減少は『中干し』と言う、コシヒカリ独特の水の管理方法にも有るようです。
コシヒカリが成長し過ぎて倒伏することを防ぐ目的で、田圃の水を抜く事と、産卵時期が重なるのです。
他にも、水路が生物の住環境には最悪の三面コンクリートになっている事なども原因でしょう。

 また、我が家の畑を見て「オオバコ」方言で言うところの「ゲエルッパ」が有ると驚いた人がいた。
「オオバコ」は見た目に寄らず繊細で、除草薬を使うと全滅してよみがえらないのだとか。

 新潟市は国の「農業特区」の指定を受けるとか聞いた。
これは、一口では語り切れないけれども、色々な農に関する規約、規制を撤廃して新たな方向性を生むと言うもの。

 なんだかねー、規制緩和して農地を大規模にしたり、異業種が簡単に参入できるようにしてもねー・・・・。
「猫の目行政」なんて言葉も有るくらいで農政なんてくるくるとめまぐるしく変わりますからね。
ゴム長も履かず、スニーカーでトラクターや、コンバインに乗る時代だからなー、不思議も無いのか。

 国土、農地の狭い日本が農業で生き残るのは、決して大規模化や効率性の追求だけでは無い。
品質、味が良く安全な作物の創出こそ日本農業の生き残る施策ではないかなんてスベルべは思う訳。
ま、「トノサマガエル」の大きなお腹を見ていて、馬鹿な事を思う呑気なトーちゃんでした。

 
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ハウスの中で野菜の芽が出始めた

2014-04-19 04:45:51 | 野菜

 簡易温室、ビニールハウスの玄関口でマックスがまどろむ。


 30℃に設定した電熱マットの上に置く連結ポットから色々な発芽が始まっている。
これは今年、エディブルフラワーとして使う予定の「ナスタチウム」の芽です。


 期待のトマト「アロイトマト」もタネ袋の説明、発芽率35%の説明にも関わらず芽が見えて安心。
「アロイトマト」って話をすると「緑のトマトですか?」と聞かれたけれどタイ語で美味しいトマトって意味だと言います。


 これは自家採種した「緑ナス」の種の発芽です。
別に奇をてらっているわけでは無いけれど、柔らかくて美味しい茄子です。


 「サンマルツァーノ」はほぼ100パーセントの発芽状態です。
こうして発芽してくる芽が楽しくて、嬉しくて散水の後、しゃがみこんで飽かず眺めています。
他人が見たら結構間抜けな状態であることは間違いなし(笑)。


 マックスがよろよろと立ちあがり何かをねだる顔つき。
「マックスや、散歩だったらさっき行って来たでしょ」「うーんそうだったっけ」なんて感じ。

 前夜も夜なかに鳴き声で目が覚めたので起き出して表のマックスのところへ。
「どうしたの?ほら、まだ夜だよ」なんて頭をなでてやると小屋に自分で入りました。
どうも、ちょっとそのー、あれが始まったのかなー、マックスも(笑)。
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ハーブ「タイム」と「ディル」を播く

2014-04-18 04:46:44 | 野菜

 電熱マット二枚がほぼ満杯状態で種蒔きも休み休みにしています。
でも播き時期の説明から、頃は良しとばかりにハーブを播きました。先ずは「タイム」です。


 種子って本当に不思議で育つ植物の大きさとは比例しません。
この「タイム」の種子なんて文字通り「芥子粒」状態。


 こんなタネ袋の裏の説明を見ると、つい作って見たくなります。


 128穴の連結ポットに播きました。
怪物のような影が見えますが、スベルべの帽子姿の影ですから御心配無く。


 さて、次の種子は少し変わっているけれどもこれは「ディル」の種子です。


 別名「イノンド」だそうです。


 なるほどなるほど、「セリ科」なんだな。


 これは説明に従って小さなポリポットに播きました。
他の花卉類、野菜類の発芽も楽しみだけれども、このハーブの発芽も楽しみですね。

 他にも、バジル二種類(紫色と緑と)「ローズマリー」なども播いています。
バジルは簡単に発芽を見せてくれたけれども「ローズマリー」チャンは中々頑固ですよ(笑)。

 さて、話は戻りますが先日話題にした「ハルイダシ」の事がNHKのニュース9で話題になっていました。
やはり、春先の直射日光にさらされると、紫外線によるアレルギー症状が出るようです。
皆さんも、表に出る時は帽子を冠ったり首筋を何かで覆う事をお勧めします。
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はて、このジャガイモは?

2014-04-17 04:05:38 | 野菜

 昨年、スベルべママの実家に北海道からジャガイモが送られてきた。
おすそわけに与り食べて見たけれど、あまりもの美味しさに全部食べず種イモとして残した。


 形は、そう「メイクイーン」そっくり。


 でも、切り口ジャガイモの色は黄色みが強い。
写真はハウスの中で写したため少し実際よりも白っぽい。


 例によって、種イモとするために40g前後に切り分けました。


 切り口の汚れはスベルべの土に汚れた手袋のためです。
切り分けて植えながら数を数えると50個程でした。

 夜になって、あらためてネットで調べてみました。
私なりに出した結論は「北海黄金」です。

 これで作るジャガイモは9種類にもなってしまいました。
「キタアカリ」「男爵」「とうや」「十勝コガネ」「インカの目覚め」「インカのひとみ」
「シャドウクイーン」「ノーザンルビー」そしてこの「北海黄金」と思われるもの。

 このジャガイモ「北海黄金」とスベルべママの実家との関わり合いの話になると長くなる。
今回は省略しますが、スベルべママの実家と北海道には不思議な縁が有るのですが詳しくは別途ということで
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スズメのアパート

2014-04-16 04:55:11 | 自然

 3月24日に今年初めてのツバメの姿を確認した。
さて、考えながらも延び延びになっていた仕事を急がなければならない。

 毎年、巣作りの季節になるとツバメとスズメの紛争が始まる。
それは、同じ時期季節に産卵を迎えるために、スズメがツバメの巣の争奪にかかるから。
そこで、スズメ達にはアパートを提供しようと言う考えです。


 北海道から送られてきた「鮭」の空き箱を利用します。
細長いので、中を区切って3部屋を設定。


 スズメ達が入り口を間違えないように番号を振りました。
これで、一棟三戸建てのアパートだか、マンションの完成。


 そして、他にも干支のお酒の容器の空き箱を見つけて作成。
これは戸建ての分譲住宅かな。


 早速二回のサンルームの外側に取り付けました。
さてスズメ達ははたして気に入って入居してくれるかな。

 スズメ達は瓦葺きの屋根が減って巣作りの場所が少なくなってしまった。
ツバメは新築の家が糞に因る汚れを嫌ってネットで侵入防止をされてこちらも住宅難。

 遠来のお客ツバメと、雪の中で春を待っていたスズメにも安住してもらいたい。
これで、喧嘩をせずに住み分けることが出来るかな。

 後は、昨年もツバメの巣を襲ったカラスへの対策ですね。
これにはゴム製のパチンコを作って大切な大豆を銃弾代わりにして防ぐつもりではいますが・・・・。
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