畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ゼンマイの最盛期って短いなー(その2終り)

2018-04-26 04:29:31 | 山菜

 こうして、きれいに綿を取り去ったゼンマイは玉ネギのネット袋に詰めて茹でる。

ネット袋に詰めて茹でると、ばらけることも無く、上下をひっくり返し均等に加熱することも簡単になります。

 

  ムシロの一部は歩道にはみ出しちゃった居るけれど、ごめんねってところ。

午前中2回のゼンマイ採り行きで採ったものを順次茹でてはムシロに広げて乾燥。

 左上の一枚がまだ余裕があるけれど、最後の一茹ででここも満杯になりました。

左上から二番目のムシロの左端はより太い物を選り分けてあります。太くて乾燥が不十分になりそうで。 

 

  スベルべの自慢は、標準よりも太いゼンマイがほとんどだと言う事です。

平良に近い場所や、杉林の周辺にも出るけれど、それは細いですよ。

 

  払い下げを受けた幼稚園用の小さな椅子に座っての綿取り。

幼稚園児用の椅子にしては、向こうのビール缶が気になりますが、これは緊急の水分補給用飲料。

 

  広げてから、少しして一回目のゼンマイ揉みをします。

そして、二回目になると、100~200回も揉んで柔らかくしていきます。

 

  ほぼ、乾燥を終えたゼンマイです。

この日は、乾燥したものをスベルべママが計ると1.5キロあったとか。

 「トーちゃん、我が家の一年分としては十分だからね」とくぎを刺される。

畑仕事も待っているから、ゼンマイ採りはほどほどと言う忠告なのでしょうか。

          (終わり)

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ゼンマイの最盛期って短いなー(その1)

2018-04-25 05:15:48 | 山菜

 ここのところにしては多めの雪の冬だった。

ところが、3月末から気温が急上昇。一気に雪解けが進む。

 その結果、4月末辺りが最盛期になるゼンマイの盛りが唐突に来てしまった。

こうなったら我慢できません。冬の間にたるみ切った体に鞭打ち山へと通います。

 

  ゼンマイの大変なところは、収穫もともかくとして、後処理が大変。

先端に冠った綿帽子を取って、あげなければならないのです。これで茹でる準備が終わる。

 

  ほら、知る人ぞ知るってやつで、スベルべの取るゼンマイは太い。

経験者は「結構危ないところに行っているね」と図星を刺してくれますよ。

 

  まだ、盛期には早いけれども、雪が早く崩れ落ちた場所には独活も出ていた。

でも、まだ赤い小さな独活の芽は沢山、沢山見えるから今後に期待が代です。

 

  ほら、これがゼンマイの冠る「綿帽子」ですよ。

昨日来宅と言うか、拉致同様にゼンマイを見せたくて強引に連れて来たスベルべママは言う。

 昔は、この綿を集めて手毬にしたり、座布団さえ作ったものだったと話してくれた。

スベルべママをお連れしたのは、実は山菜好きな性格を見越し、少しでも元気になってもらいたいと言う、

殊勝な婿の提案と作戦だったのでした。

          (続く)

 

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六万騎山に登る(その4終わり)

2018-04-25 04:59:48 | 登山

 帰りに五日町スキー場方面を眺める。

スキー場と魚野川の間、中間あたりにスベルべママの弟の家があります。

 

  もう一度我が家の方向、そして旧小出町辺りを眺める。

両側から山が接近し、盆地が狭くなっていて、旧小出町も魚野川による水害で悩まされていました。

 

  もうすぐ、登山口に着こうかと言う所、反対側から登ったら登り始めてすぐのところ。

カタクリはもう終わっていましたが、登山口から数分、いやもっと近いところでもこんなお花畑が見られるのです。

 

  六万騎城の歴史や地理的形成が書かれた看板です。

400年もの昔に築城されていたなんて、夢のまた夢。「つわものどもの夢の跡」ですね。

 

 手前、駐車場マークのところに自動車を停めて登り、30分コースを20分で登った。

そして、左の現在地と言うマークのところに下りたのですが、写真を撮ったりで遅れるスベルべは一歩遅く下山。

 すると、スベルべママは駐車場まで自動車を取りに帰り、しばらくして乗って来た。

写真を撮ったことも有るけれど、連日のゼンマイ採りに疲れたスベルべの足には結構辛いハイキングでもありました。

             (終わり)

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暑さに山菜が一気に育った

2018-04-24 05:01:46 | 山菜

 山頂付近から、下を見る。

ほら、緑色の屋根の我が家も見えますよ。大好きな風景。大好きな我が家の周りの自然です。

 

  うーん、見えた、見つけたゼンマイは全部をゲットできるわけでも無い。

これはまぁ、上から掴まってゼンマイを採れるような木は有るのだけれど、問題その下。

 

  しばし考えて、最悪の場合落ちても大怪我をしないかとも考える。

結構、ギリギリ勝負かなー。ま、落ちたら大怪我間違いなしのところは避けますよね。

 

  これは沢の上部から下方を眺めたところ。

急斜面で狭い沢は、氷河のようにさえ見えます。

 

  今度は下から上を見上げます。

こんな風に上から上からと雪は解け、それに従ってゼンマイも独活も出てくるのです。

 

 わわー、折角顔を覗かせた独活がカモシカに食べられていましたよ。

ま、許して上げましょう。彼らも長くて辛い冬を乗り越え、ようやく豊富な餌にありつけたのですから。

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六万騎山に登る(その3)

2018-04-24 05:00:04 | 登山

 山頂に咲いていた、山桜です。

カタクリの花の終わりは残念だったけれど、他の花が満開ですから満足し極。

 

  山桜の花の近接撮影。

可憐ですねー。スベルべは実は桜はこの花が大好きなんです。

 

  同じ平坦地に距離を置かずに咲いていたのは「ソメイヨシノ」か。

ま、これだって本当にきれいな花なのですけれどもね。

 

  濃いピンク色の中々の美しさ。

だれが植えたのか、山桜の傍にあり、同時に咲くのも珍しいのではないでしょうか。

 

  残念ながら、花の最盛期を終えたカタクリのお花畑です。

こんな風に、城郭があったと思われる平地、そして見張りの櫓跡か何かの平地もすべてこんな風な状態。

 

 

 我が家の方向を眺めます。

 下の平地は、全体的に魚沼盆地とでも呼んだらよいのかな、両側の山の迫り方で幅は広くなったり、狭くなったり。

 そして、旧小出町付近で破間川、佐梨川と合流するあたりも狭く、そこから広がって旧堀之内市街。

そこから4キロほど下って我が家となり、我が家のすぐ下手で両側の山が最も近くなり川幅も狭くなるのです。

           (続く)

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