こうして、きれいに綿を取り去ったゼンマイは玉ネギのネット袋に詰めて茹でる。
ネット袋に詰めて茹でると、ばらけることも無く、上下をひっくり返し均等に加熱することも簡単になります。
ムシロの一部は歩道にはみ出しちゃった居るけれど、ごめんねってところ。
午前中2回のゼンマイ採り行きで採ったものを順次茹でてはムシロに広げて乾燥。
左上の一枚がまだ余裕があるけれど、最後の一茹ででここも満杯になりました。
左上から二番目のムシロの左端はより太い物を選り分けてあります。太くて乾燥が不十分になりそうで。
スベルべの自慢は、標準よりも太いゼンマイがほとんどだと言う事です。
平良に近い場所や、杉林の周辺にも出るけれど、それは細いですよ。
払い下げを受けた幼稚園用の小さな椅子に座っての綿取り。
幼稚園児用の椅子にしては、向こうのビール缶が気になりますが、これは緊急の水分補給用飲料。
広げてから、少しして一回目のゼンマイ揉みをします。
そして、二回目になると、100~200回も揉んで柔らかくしていきます。
ほぼ、乾燥を終えたゼンマイです。
この日は、乾燥したものをスベルべママが計ると1.5キロあったとか。
「トーちゃん、我が家の一年分としては十分だからね」とくぎを刺される。
畑仕事も待っているから、ゼンマイ採りはほどほどと言う忠告なのでしょうか。
(終わり)