夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

学園祭から・2

2008-09-06 15:32:24 | 子供のこと身辺雑記

学園祭から・2
学園祭から・2
学園祭から・2
学園祭から・2
学園祭から・2
学校の名前入り商品も売っております

今年はコインケース
携帯用ストラップ

2色ペン

シャーボ

シャープペン

ボールペン

模擬店は食べ物がいっぱい♪

元気の良い男の子達の「有難うございました♪」の声も気持ち良く楽しいです

生徒達の手によるパンフレットもユーモアたっぷり

今年のテーマはフォルティシモでした

長男卒業しちゃうのが惜しい (笑)

毎年の楽しみでした


学園祭から

2008-09-06 15:17:54 | 子供のこと身辺雑記

学園祭から
学園祭から
学園祭から
学園祭から
学園祭から
眩しい朝日に挫けそうになりながら 行ってきました学園祭

今 高校三年生の長男には 最後の学園祭

体育館で一番目の出し物
ESS部の英語劇

一応部活は引退したはずの長男が 夏休みの講習で登校した帰りも 学園祭準備で 最上級生は自宅学習になっている二日間も「気になるから」と練習に参加
自分が出る時以上に心配しておりました

劇が始まってからも 一旦は観客席に座ったものの 幾度か 手落ちがないか 脇から裏を覗きに行って

その甲斐あってか 上演後 指導にあたった顧問の先生から ○○先輩のおかげや 感謝するように―と言って戴いておりました

すかさず後輩さん「来年も宜しくお願いします」(笑)

「ずっといて下さい」
長男「(来年は)おるかい!^^;」

顧問の先生「大学生になるんだから」

傍らを通り過ぎながら
「そうだそうだ 落ちてしまえ
ざまあみろ」と私

後ろで後輩達が長男に「あれ 親ですか?」て確認を入れてました

はい 私は非道な親です(爆)

受験生のはずの長男の前で 「落ちる」「滑る」「散った」と言うのを趣味にしております

写真は保護者役員と生徒でしている軽食喫茶の壁や飾り付け

題が面白かった作品


「たとえば僕の初恋は」

2008-09-06 02:44:24 | 自作の小説

ーそんなつもりじゃなかったんだー

大学に入って初めての夏休み 駅で同じ高校だった友人に出会った

女の子と一緒だったから 早くも彼女ができたのかと 冷やかした

「妹なんだ」と 友人は言った

そういえば そうだった 妹がいたんだった

映画を見に行くところだと言うので何となく ついていった

帰りに同じ建物の中にあるカラオケ屋に寄って 歌って

楽しかった 楽しかったので 休みで家に帰ってる間 約束して互いの家を行ったりきたり あちこち出かけて行ったりした

それから休みで家に戻ってきた時は 時々会うようになった

同じ高校時代は割と話す友人だったのだ

漫画が好きな友人の妹も時々会話に加わる

休みごとに姿を見かける友人の妹は 女おんなしたタイプではないのだが

僕ら男とは 全然違い それだけで眩しい存在だった

恋愛とか意識しないで話せる友人の妹は 話して楽しい相手でもあった

デートとか男友達とか鬱陶しいーと友人の妹は言う

イラストとか上手で 元美術部部長の僕から見てもかなりレベル高くて その道に進まず趣味にしてるのは惜しいと思った

何枚か貰ったのをタウン誌にいる先輩に見せたら 「使いたい」と言う

バイトで描くようになった

先輩はイラストだけでなく 描き手も気に入ったのだ

断られても 友人の妹に決まった相手がないので諦めず 交際を申し込み続けているらしい

まだ学生だった僕は 深く考えはしなかった

真剣な交際も結婚も ずっとずっと将来(さき)のこと 

そう思っていたからね

卒業して就職・・・あれやこれやで数年 友人ともその妹とも会わないままに時間が過ぎた

高校卒業して初めての同窓会をやることになり 久々友人と再会した

友人の妹は将来ケーキも出す喫茶店みたいなのをしたくて勉強中だと言う

友人の妹が働いているという喫茶店へ勢いで繰り出す

そこにいる友人の妹は・・別人だった

喫茶店の制服に身を包み 

軽やかな身のこなし 

うわあ!と思うほど綺麗になってた

僕は・・・・・

僕は このコを誰にも奪(と)られたくない!って思ったんだよ

本当に勝手に ひとり勝手に

だけど僕の仕事先は遠くで 

思いっきり不利な状況だった

友人の妹

どうすればいい

「よお」

先輩だった 彼女会いたさに通っているのだと言う

先輩は ずっと変わらずに彼女が好きなのだ

ーそうなんだ 僕が 僕が割り込んではいけないだろう

たとえ まだ付き合ってはいないにしても

僕は眩しいような友人の妹に何も言わなかった 言えなかった

友人の妹は自分の人生をイメージし進んでいる

だけど 僕は電話した

気弱くも友人の方に

「焼肉でも食べに行かないか 良かったら妹さんも一緒に」

友人は勘づいたかもしれない

それでも休みの日を調整し合い 新しくできた食べ放題の店へみんなで出かけた

友人が言う「情けないなあ 誰も付き合ってる奴の一人もいないのか」

もしかしたら気配り得意の友人 水を向けてくれたのかもしれない

友人の妹が好きだから誰とも付き合う気になれないーって 素直にいえないものか

「好きなコはいるんだ」と僕は答えた

「あら そうなんだ うまくいくといいね」

友人の妹は笑う

友人は「いいのか?」って表情をした

僕は・・・躊躇する 「好きだ」と言えば・・・

もう友人とも会えなくなる 友人の妹とも こういう時間を持てなくなる

「そっか~ あたしも誰かとつきあってみようかな」

帰り道 友人の妹が呟く

ー違う そんなつもりじゃなかったんだー

「もし先輩のことがいいのならー」僕は言いかけた

「そう思われます?」友人の妹 僕の好きな女性は涼やかな黒い瞳を僕に向けた「そう言われるのでしたらー」

友人が足を速め少し先へ行ったのに 僕は気付かなかった

「違うんだ」

強く言って気付く 焦る 「違うんだ 僕は 君が好きなんだ だから つまり・・」

友人の背中は遠くなる

あと一言言わないとダメだーそう思い 僕は・・・・

「付き合ってほしい」その言葉は この時どうしても出なかった

そのせいか会う時は たいてい友人も一緒で

そんなふうにして数年過ぎて・・・・・

やっと僕は言った「これからも ずっと一緒にいてほしい」

すっかり大人の女性になった友人の妹は 僕の大好きな女性は 少し涙を見せる

僕らはそっと手をつなぎ 黙って静かに歩き続けた

僕の初恋は そんなふうだった

友人は「ちゃんとお兄ちゃんと呼ぶんだぞ」そう嬉しそうに笑う