ヘンリー8世の妻となりながら処刑台に消えたアン・ブーリン
彼女とその妹の一族の名誉 野望を背負った駆け引き
この作品は映画化されており―アンをナタリー・ポートマン
妹をスカーレット・ヨハンソン
ヘンリー8世を 「トロイ」で賢く勇敢なトロイの王子役を演じたエリック・バナ―が演じております
(そう「トロイ」でオーランド・ブルーム演じるへたれなパリス王子を庇うにいちゃん役の方です)
物語はアン・ブーリンの妹の視点で書かれており 娘達は一族繁栄の道具でしかないと見做す人間達の傲慢さは気分が悪くなるほどです
僅か15才で一族から王の愛人になれと夫から引き離され 婚姻も完全には終わって無かったと言い張れ―と説得されるメアリ―
妹を押し退けても王妃になろうと野心に燃える姉アン
どれだけ頑張ろうと手を尽くそうと 王の心は新しい花に移る
すると現在の妻は邪魔になる
新しい女を王妃にする為に
罪は創りあげられる
アンは首を刎ねられた
だが・・・その娘は女王となる
エリザベス女王一世
彼女はスペインの無敵艦隊さえ破った
真実は知らず ひきこまれる物語です
著者は近い時代の物語を幾作か発表しているとか
出来れば・・・読んでみたいものです