夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

垣根涼介著「君たちに明日はない4 勝ち逃げの女王」新潮社

2012-09-03 21:40:15 | 本と雑誌

垣根涼介著「君たちに明日はない4  勝ち逃げの女王」新潮社
垣根涼介著「君たちに明日はない4  勝ち逃げの女王」新潮社
垣根涼介著「君たちに明日はない4  勝ち逃げの女王」新潮社
垣根涼介著「君たちに明日はない4  勝ち逃げの女王」新潮社
八才年上の恋人がいる村上真介は 企業から依頼され 人員整理など請け負う仕事をしている
「勝ち逃げの女王」 かつてスチュワーデス 今キャビン・アテンダントと呼ばれる仕事に就く女性

航空会社の経営悪化で退職勧告もある
ベテランが辞職してしまったら 指導者がいなくなり 会社側は それも困る

引き止めを依頼された真介だが

人の思いきりと選択は色々だ

「ノー・エクスキューズ」真介は仕事について なんとなく これでいいのか と知らぬ間にため息ついていたりしていたようだ
社長の高橋に引き合わされた男達との会話から 少し心が軽くなる

「永遠のディーバ」 飯塚正樹はある大会で準優勝までいったことがある
そこで優勝した人間の歌を聞き 音楽を止めた

しかし音楽と繋がる会社にはいたが リストラの対象となる

彼の心が得た閃きはー
水を得た魚のように彼は動き始める

自ら切り開いた道を進む

「リヴ・フォー・トゥデイ」 外食産業のある部門が廃業決定となり 特Aの森山が考えていたことはー

村上真介は人と会うのが仕事

出会った人々のそれぞれの人生

過去に坂口憲二さん主演でNHKでドラマ化されております


「ガン・ファイター」(1961年 アメリカ映画)

2012-09-03 17:37:28 | 映画

監督 ロバート・アルドリッチ
原作 ハワード・リグスビー著「クレイジー・ホースの落日」
荒野を馬に乗って進む男がいる
ひときわ長身の男はダナ・ストリブリング保安官(ロック・ハドソン)
彼は妹の夫を殺した男を捜して旅を続け メキシコまで来たのだ

国境を越えて

捜す相手の特徴は割れた顎 黒い服の男
知っている者がいれば情報提供者に金を払うーと保安官は言うが メキシコ人は「知らないようだ」と ニヤニヤ笑って答える

主人が留守の牧場へ黒い服にベストの男オマリー(カーク・ダグラス)が訪ねてくる

留守を守るベル(ドロシー・マローン)に会いに来たのだ

ベルがウブな若い娘だった時代 二人は恋人だった

炎のような黄色いドレスのベル

人妻のベルには迷惑なだけだが

ベルの娘メリッサ愛称ミッシー(キャロル・リンレー)は オマリーに瑞々しい好奇心を抱く

一夜明け ベルの夫ジョン・ブレッケンリッジが帰ってきた

千頭の牛をメキシコからテキサスのクレイジー・ホースまで運ぶ人手を捜しに出かけていたのだ

オマリーは運ぶ牛の五分の一をくれるなら手伝う 更に今一人アテがある
明日か今日にでも姿を見せるはずだ

ジョンの妻のベルも報酬に欲しいと言うオマリー

ジョンは冗談だと思い 笑う

やがて保安官がオマリーを追って姿を現す

テキサスで裁判を受けさせる為にやってきたが メキシコだから逮捕する権利がない

オマリーは牛を運んでテキサスまで行くところだから丁度良いと言う

オマリーが保安官の妹の夫を殺したあと 保安官の妹は自殺していた

憎しみからオマリーに厳しい言葉を投げつけ 気性の荒いオマリーと保安官は一触即発の雰囲気になるが ベルの制止する言葉に オマリーは外へ出る

愛するベルの言葉は オマリーはきくのだ

だが激高する気持ちを抑えきれず 唸り吠えかかる大型犬の首を絞める
殺さずに自分を抑えるが

旅は始まった

酒が切れたジョンは人手集めを口実に トレス・サントスの町へ向かう

戻って来ないジョンを捜しに保安官とオマリーも町へ

トレス・サントスは荒くれ者が多い町だった

酒場でジョンは因縁つけられ 南軍で負傷したことを証明するため ズボンを脱げと言われていた

オマリーと保安官が その場からジョンを連れ去ろうとするも ならず者が後ろから撃ち ジョンは死ぬ

ジョンが死んでも旅は続く

保安官は未亡人となったベルへ 結婚したいと思う気持ちを隠さず

同じ女性を思う対抗心もあり オマリーと保安官は殴り合いもする

ベルは銃を撃ち「殺し合いなら契約を果たしてからにして」

死ぬ前にジョンに雇われていたと三人やってくる

男達は女も高く売れると企みを持っており 早速 ベルの馬車に乗ろうとするが オマリーに阻まれる

次は不吉にもインディアン達が 彼らの様子をうかがっていた

夜営でオマリーはベルに セントエルモの火を教えて見せる

ベル「女を口説かせたら天下一品ね」

オマリーは ベルを愛する気持ちは変わらないと言うが
ベルはあなたが見ているのは若い娘だった頃の私で 経験重ねた現在の私じゃないーと言う

翌朝早くベルと出会った保安官は昨夜のオマリーと話しているベルを見たと言い 嫉妬を言動に滲ませる

保安官は「先住民に妻と娘を殺された」ことも話した

「俺が君と結婚したいからだ」とも

インディアンが走ってきて オマリー射殺する

インディアンの死体を連れ 保安官はインディアンと話しに行く

オマリーの取り分をインディアンに与えることで 話しをつけた保安官

オマリーは苦笑いするしかない

嵐の中 保安官は流砂にはまり オマリーに助けを求める

一旦去るオマリーだが 保安官を救いに戻る

その隙に三人の男達はベルとミッシーを連れ去ろうとする

オマリーは まずミッシーを助け ベルの馬車を捜す

ベルは馬車を奪おうとした男を射殺

銃声で馬車の馬達が暴走
保安官が暴走を止めた

人を殺したショックから動揺するベル

オマリーは抱き合う馬車の中の二人の様子を眺め 黙って去る

その後 無事に川さえ渡ればアメリカという場所に来て
夜 無事に此処まで着いたお祝いパーティーをする

ミッシーはベルの娘時代の黄色のドレス着て 口紅も塗り若い娘らしく装う

オマリーは諦めに似た気持ちで 少し離れた場所から 一緒に踊るベルと保安官を眺めていた

ミッシーはオマリーに一緒に踊ってと願う

16才のミッシーは恋していた

見張りするオマリーの所まで押しかけ 一途な思いを告げる

年の差から 最初は相手にしないオマリーだが あまりのひたむきさに打たれ 口づける

肉感的だが 些か崩れくたびれた感ある母親ベルに比べ

清らかで可愛く花のように美しく健気なミッシー

次の日 クレイジー・ホースに一行は到着

オマリーと保安官は決着をつけなくてはいけない

決闘の約束をし撃ち合う場所を決める

ベルは保安官に止めてくれるように懇願するが
きいてもらえない

ベルはオマリーに抱えてきた秘密を告げた
今になって

「ミッシーは あなたの娘」

あまりのことに 信じず ベルを殴ってしまうオマリー

オマリーの傍で幸せそうなミッシーを見ながら オマリーは心を決めた

「絶対に自分が先に死ぬ 」

自分が死んだら また人を愛して欲しい
君に相応しい太陽のような若者と
君は幸せになるんだ」

ミッシーを置いて オマリーは決闘の場所に向かう

響く銃声

駆けつけたベルが見たのは
倒れたオマリー
オマリーの死体の横で オマリーの銃持つ保安官

オマリーの銃には 弾丸が入ってなかった

勝つ気はなかったのだ オマリーには

保安官はベルの愛する男

保安官を殺せばベルが不幸になる

ミッシーに 父親だと言えば 娘が傷つく

なんだ 自分が死ねば 八方まるくおさまるのだ
と でも思ったのか

オマリーの死体の横で悲しむミッシーに「自分が死んだら 届けて欲しいと オマリーから頼まれた」と袋が渡される

袋に入っていたのは 白い花束

「約束を叶えてくれたのね」と涙ながらにミッシー

ベルがね 卑怯だと思いました

昔の過ち

ミッシーがオマリーの娘だと言うことを もっと早い時期に正直に オマリー 保安官 ミッシーに伝えていたら

二人の男の気持ちを弄ぶような態度

自分の傷 過去は黙っていたい

ずるさが 好きにはなれません

確かに間接的に妹の敵かもしれませんが 自分を流砂から救ってくれた命の恩人でもある男オマリー

恋敵を射殺って何なのよ(笑)

ロック・ハドソンは正統派2枚目として 多くの映画に主演し 晩年はテレビでも主役をはった俳優さん
190センチ超える大男でした

同性愛者だとカミングアウト
エイズに罹患したことも公表しました

カーク・ダグラスは 「スパルタカス」「チャンピオン」「バイキング」数々の映画で活躍

私が一番好きなのはバート・ランカスターと共演「OK牧場の決闘」です