夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

三浦しをん著「白いへび眠る島」角川文庫

2012-09-30 23:02:12 | 本と雑誌

三浦しをん著「白いへび眠る島」角川文庫
三浦しをん著「白いへび眠る島」角川文庫
三浦しをん著「白いへび眠る島」角川文庫
三浦しをん著「白いへび眠る島」角川文庫
13年ぶりの大祭に悟史は島へ帰ってきた
出迎えてくれたのは持念兄弟の光市
お守りのような持念石を二人は持っている

島では年の近い長男同士が一人ずつ持念兄弟を持つ

悟史は不思議なものを見ることがあり 光市はそれを理解してくれている

光市は父親が死に漁師の仕事をしている

島に着いた夜 悟史はあれを見る

あれの金色の目を見てはいけない

悟史には13年前の大祭の記憶が無かった

光市も覚えていないことがわかる
13年前 何があったのか

神社の息子 次男の荒太には奇妙な噂がある
彼は友人を連れていた

犬丸という男

大祭の夜 悟史は光市 荒太 犬丸と島の変事を解決すべく あれ達と闘う

島の日常を取り戻すために


食欲の秋です

2012-09-30 17:15:13 | 子供のこと身辺雑記

食欲の秋です
食欲の秋です
近所のジャスコさんに ちょっと遅れてイトーヨーカドーでも北海道物産展
このところラーメン食べたい発作が起きておりました(笑)ので 念願のラーメン買ってきました
旭川ラーメン♪ いきつけ肉屋さんで薄切り焼き豚買って もやしも買って

日曜日 ちょっと早めの晩ご飯にラーメン
足りなかったら おでんを食べてって おでん鍋温めて

旭川ラーメン おいしかったです

麺が大好きな細めの縮れ麺でした


「繭の見る夢」ー黒ぼっこー

2012-09-30 16:09:36 | 自作の小説

それはポカンと現れた
ぷわんと存在している
ゆらゆらと漂う

善とも悪とも判じがたかった

黒いモノは 弾んだり 試すように動いてむじゃに遊んでいた

その姿を見た人間が恐れた 勝手に怖がった

黒いモノは それが楽しかった

人間は怖がると面白い

どうすれば もっと怖がってくれるだろう

面白くなるだろう

最初 黒いモノに悪意はなかった

ただ無邪気に遊んでいた

道行く人の前に ぽんと現れてみる

上から落ちてきてみる

人間は夜の方が怖がるようだった

黒いモノは遊び相手が欲しかった

楽しく面白く遊びたかった

ー遊んでやっても いいぞー
ーあいつを脅かしてみろー

ーおお えらいぞ うまいじゃないかー

ーよいコだ ー

ーほれ もっとやってみ ー

その人間は カカカと笑い 黒いモノをけしかける

ーまだまだ遊び足りぬわ のうー

その人間はいなくなり
黒いモノは その人間に教えられたことを繰り返す

また誉めてくれるモノが現れないだろうか

なまじかまってもらっただけに 黒いモノは寂しかった

誰か 誰か

黒いモノは 自分が繰り返すことが その意味などは分かっていなかった

一緒に遊んで欲しかった

遊ぶだけで良かったのに

しかし誰もいない

黒いモノは拗ねる いじける

そのいじけ波長が また一人の人間と重なり 黒いモノは狂気に引きずられ 悪意に染まる

いつか自分から 悪意を人間に働きかけるようになる

人間は悪意を求めるもの
邪悪さを喜ぶもの
黒いモノは 人間に喜んでほしいのだ

喜んでだら かまってくれるから

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー関連作です↓読んでいただければ嬉しいです

「愛しいあなた」

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120818

「堕恋」-もしくは繭の見る夢・序ー

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120818

「禁忌の水」

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120818

「繭の見る夢」-1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120819

「繭の見る夢」-1´ー

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120819

「繭の見る夢」-2-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120819

「繭の見る夢「-2´ー

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120820

「繭の見る夢」-真ー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120821

「繭の見る夢」-マツエの姉妹ー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120825

「繭の見る夢」ーきぬの記憶ー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120826

「繭の見る夢」-紀梨子ー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120827

「繭の見る夢」-紀梨子ー2-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120828

「繭の見る夢」-沙月ー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120829

「繭の見る夢」-紀梨子ー3-

http://yumemi.blogzine.jp/zatudansitu/2012/09/post_9ff6.html

「繭の見る夢」-紀梨子ー4-http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120905

「繭の見る夢」-紀梨子ー5-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120906

「繭の見る夢」-鬼となるモノー

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120906

「繭の見る夢」-怨む女ー

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120907

「繭の見る夢」-マツエー1-

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20120908


三浦しをん著「月魚」角川文庫

2012-09-30 01:19:44 | 本と雑誌

三浦しをん著「月魚」角川文庫
三浦しをん著「月魚」角川文庫
三浦しをん著「月魚」角川文庫
栴檀は双葉より芳しー
せどり屋の父親を持ち 古書無窮堂の本田老人に可愛いがられた瀬名垣太一には12才ながら 知識があった
老人の孫の真志喜と遊んでいた太一は廃棄用に分けられた本の中から 幻の一冊を見つける

真志喜の父親は 本を見る目が子供よりも無かった・・・ ことに打ちのめされ姿を消した

太一がそんな結果を招いたことに責任を感じ 太一の父親はせどり屋を止めた

太一にも無窮堂に出入りしてはいけないというが 孫の大切な友として また太一の本を見抜く目と才能を本田老人は愛した
太一の父親も本田老人も亡くなり 真志喜は無窮堂の店主となる

真志喜の気がかりは 太一が店を持たないこと

二人は助け合う形で本に関わっている

互いに大切な存在

遺品の本の買い付けで ひょんなことから 他の本屋と競うことになる

その本屋は 真志喜を捨てて姿を消した父親だった

真志喜の選んだ本と 太一と真志喜が付けた本の価格

父親との競争

父親は息子が探して見つけてくれるのを待っていたーと言う

真志喜の本に対する姿勢 人との接し方を見ていた太一は ある決心をする

店を持つ

太一と真志喜は夜 池の主がはねる姿を見る

柔らかな・・・赦しだろうか

誰への免罪符だろう
罪など存在しないのに
「水底の魚」

高校教師は真志喜をモデルにした小説を書いていた
読んだ太一は 企みに教師を巻き込む

太一 真志喜 彼らの幼なじみが学校へやってくる

教師は沈んだ故郷の話をする

プール 花火 夏らしいものの中で
「水に沈んだ私の村」

大切に思うもの 触れたい気持ち
ぎりぎりの線
「名前のないもの」

あさのあつこさんが 作品について文を寄せておられます