![三浦しをん著「月魚」角川文庫](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/97/e811396792fc72cd323d880c2ad13d28.jpg)
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栴檀は双葉より芳しー
せどり屋の父親を持ち 古書無窮堂の本田老人に可愛いがられた瀬名垣太一には12才ながら 知識があった
老人の孫の真志喜と遊んでいた太一は廃棄用に分けられた本の中から 幻の一冊を見つける
真志喜の父親は 本を見る目が子供よりも無かった・・・ ことに打ちのめされ姿を消した
太一がそんな結果を招いたことに責任を感じ 太一の父親はせどり屋を止めた
太一にも無窮堂に出入りしてはいけないというが 孫の大切な友として また太一の本を見抜く目と才能を本田老人は愛した
太一の父親も本田老人も亡くなり 真志喜は無窮堂の店主となる
真志喜の気がかりは 太一が店を持たないこと
二人は助け合う形で本に関わっている
互いに大切な存在
遺品の本の買い付けで ひょんなことから 他の本屋と競うことになる
その本屋は 真志喜を捨てて姿を消した父親だった
真志喜の選んだ本と 太一と真志喜が付けた本の価格
父親との競争
父親は息子が探して見つけてくれるのを待っていたーと言う
真志喜の本に対する姿勢 人との接し方を見ていた太一は ある決心をする
店を持つ
太一と真志喜は夜 池の主がはねる姿を見る
柔らかな・・・赦しだろうか
誰への免罪符だろう
罪など存在しないのに
「水底の魚」
高校教師は真志喜をモデルにした小説を書いていた
読んだ太一は 企みに教師を巻き込む
太一 真志喜 彼らの幼なじみが学校へやってくる
教師は沈んだ故郷の話をする
プール 花火 夏らしいものの中で
「水に沈んだ私の村」
大切に思うもの 触れたい気持ち
ぎりぎりの線
「名前のないもの」
あさのあつこさんが 作品について文を寄せておられます