夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「バックドラフト」(1991年 アメリカ映画)

2012-10-01 22:28:08 | 映画

ちょっと年長らしき男の子が消防署に残り お兄ちゃんらしく見送りの手を振る 年下の男の子は消防車に乗り嬉しそう

父親は消火活動に向かうところ
「ここにいるんだぞ」
男の子を車に置き 建物の中へ

男の子は車を降り 父親の入った建物を見上げる

ちょっと勇壮な感じの音楽が流れている

父親は一人助け 室内へ消火作業に戻っていく「消火だ」

「待てガス管だ」 警告の叫び
室内に炎が溢れ外へも暴れ出る

父親の黒いヘルメットが 男の子の足元に飛んでくる

さっき目があい笑顔を見せた父親

男の子 ヘルメットを胸に抱き 涙を零す

カメラマン その様子を写真に撮り続ける

一気に20年後へ

あの男の子ブライアン・マキャーフリー(ウィリアム・ボールドウィン)は消防士になり配属が決まったようだ
同じく消防士見習いのティム(ジェーソン・ゲドリング)は浮かれている

店の男からブライアンは今まで変わった仕事をあげている

ブライアン「遺伝子さ」と答える

場面変わり車を降りる帰宅したらしい男 家に入ろうとドアを開けたら炎噴き出し爆音

サイレンの音に近くの店にいたティムとブライアン現場に行こうとする

途中年配の女性と連れの若い女性ジェニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)に出会う

ブライアン「ジェニー おばあちゃんが」

ジェニー「あなたが嫌いなの」

ジェニーは市の庁舎で働いていると話し ブライアンは「いつかビールでも飲まないか」と誘う

「ビールなんて知り合ったばかりみたいでしょ」と微笑むジェニー
二人は以前から付き合いあり暫く会っていなかったのだろう

翌日兄のスティーヴン(カート・ラッセル)はブライアンの消防服の着方を直してやる

火事の現場で スティーヴンは誰にも真似できないほど向こう見ずに勇敢だった

一方ブライアンはマネキン人形を救出してしまいからかわれる

兄はついて来いと言ったのに近くにいなかった弟へ「お前は足を引っ張った
チームだぞ
覚えておけ」と注意する

スティーヴンは場違いな政治家スウィザク(J・T・ ウォルシュ)に「あんたのやり方で市長の椅子が遠のいても痛くもかゆくもない
人員削減のおかげで 応援が来なくて全滅するところだった
失業するのはあんただ」

ブライアンはジェニーに「市の仕事とは これか」

ジェニー「そうよ よろしくね」

ティム「スティーヴンは肝が据わっているよ 俺もああなる 見てろよ」すっかり興奮しているティム

ブライアン「受けうりさ おやじの口癖だった」

爆発気流 バックドラフト その原因を調査しているのは リムゲール(ロバート・デ・ニーロ)
彼も政治家スウィザクをよくは思っていない 一人コツコツ連続放火を調査している

消火を終えた消防士達は見習い消防士のティムとブライアンを歓迎する

アトコックス(スコット・グレン)に至っては消火活動に向かう消防車内で ブライアンの事を「俺が育てた」と言うくらいだ

消火活動中に死んだブライアンの父親の事を覚えているベテランの消防士も多い
「俺はマキャフリー兄弟が同じ分隊で働くと聞き 異動を考えた
この兄弟は昔から折り合い悪く いまだに仲が悪い」なんてスピーチが出るほどだ
「乾杯」「くたばれ」
皆 一緒に働けることが嬉しいのだ

日が変わりブライアンは兄の家の前で 兄の息子を見つける
ブライアン「ショーン ショーン 元気だったか 覚えてるか
何だよ 逃げるな」

ショーン家の中へ入ってしまう

兄の妻ヘレン(レベッカ・デモーネィ)が声をかける
「生きていたのね どこにいたの」

ブライアン「入れて」
ヘレン「久しぶり」
ブライアン「ショーンだろ大きくなったな」

ヘレン「スティーヴンはここを出たの」
ブライアン「知らなかった」

ヘレン「兄弟なら電話すれば」

ブライアン スティーヴンを訪ねる
ブライアン「ヘレンに聞いたんだ」

スティーヴンはブライアンに言う「消防士ごっこはやめろ この仕事に隠れる場所はない」

ブライアン「聞けよ 消防士になると覚悟を決めた
今度は違う 本当だ」 スティーヴン「明日は遅れるな」

ところが車が故障 ブライアンは走っていくも遅刻し 隊の仲間は出動する車に乗っており スティーヴンはーやはり遅刻かって表情

ブライアン走って車に追いつき乗る

スティーヴンは帰りはブライアンを送り 「今夜来い」と誘う

ブライアン「分かった」

ジェニーの声かけでブライアンはスウィザクにリムゲール一人で手が足りないから調査を手伝うように誘われるも「早死にの伝統です 生憎でした」と断る

ジェニーはブライアンを詰る「30秒も話を聞かないで」
ブライアン「他の奴に頼め 500人はいる消防士
俺は消防士になりたいんだ 政治には使われたくない」

スティーヴンは艶やかに装ったヘレンが他の男とダンスしている姿を見る
割り込み声をかけるがヘレンはいい返事をしないし 相手の男は マネキン人形を助けたーとブライアンを揶揄する 弟を悪く言われスティーヴンは相手の男を殴る

ケンカになり ブライアンは兄を助けて参加

ブライアンは兄を送っていく
酔ったスティーヴンの言葉
「なぜだ なぜ 俺を信用しなくなった
他の連中もだ

いい船だと思わないか
週末は海に出るんだ
ショーンと一緒に」

火を消して 人を助けて 日々は過ぎて行く ブライアン 仕事に慣れてくる

映像に歌詞が重なる 歌が流れる

かなり抜けてますが だいたいはー

ー暗い顔して泣くんじゃない
甘くないぜ
死に神はリスト持つ
みんなの前でスコアをつける

死に神に裁かれるのは誰か

悲しい目をした遺族
ゆっくりショーは続いていく
炎は消え去り 夏が終わっても
誰かが欠けたまま ショーは続いていくー

用具運び ホース担ぎ競争
スティーヴンとブライアン建物の階段駆け上がる
僅かの差でブライアンが勝つ
スティーヴンは足を怪我

ブライアン「大丈夫か」

スティーヴンはブライアンの成長は嬉しいが 厳しい言葉を吐き ブライアンがムッとしケンカになる

現場へ出動 ホースの準備が整わないうちに 炎の中に子供が残っていると聞き スティーヴン怯まず飛び込んでいく

ブライアン続けない
スティーヴンは子供抱えて無事に戻ってくる

スティーヴン「かなり ヤバかった」
ブライアン「自分が情けないよ 兄貴は本当にヒーローだ」
スティーヴン「子供を助けたかった おやじと同じさ ヒーローなんかどうでもいい」

ブライアン「負けたよ 兄貴は最高だ」

ブライアンは消防士を続ける自信を失い ジェニーに電話する
ブライアン「この間の話 今からでも遅くはないか 」

リムゲールは服役中で仮釈放を願うサイコ放火魔ロナルド(ドナルド・サザーランド)にブライアンを引き会わせる

リムゲールは全身火傷を負いながら ロナルドを救ったという
放火の仕掛けを作っていてロナルドはドジって自分を燃やしたのだ

ロナルドは6年間服役している
仮釈放の審議会でメンバーは「罪の重大さを思うと胸が痛みます 」

釈放を阻止する為リムゲールはロナルドに問いかける
焼け焦げた人形を見せ「これを持っていた子供を覚えているか」
ロナルド「焼き殺した 焼いたよ」

リムゲール「じゃ世の中どうしたい」

ロナルド「焼き尽くす」

当然 仮釈放にはならない

火災の原因を調べてリムゲール
「新たな手口の放火だ」

スティーヴンはヘレンの家で屋根修理をしている
ヘレン「スティーヴン 何をしているの」
スティーヴン「屋根の修理さ」
ヘレン「どうしたの 屋根を直すのは 何かあった証拠よ」

スティーヴン「ブライアンが辞めた
この仕事はいつか命を落とす あいつは弟だ だから」

連続放火犯人は巧妙な手口で二人を殺し 確実に火が消えるよう細工した

ホルコムの名前は公表していないのにスウィザクは口にする
何か隠していると気付くリムゲール

ティムも火事の現場で重傷を負った
ブライアンは同期のティムの敵を取りたい 俄然やる気になっている

スティーヴンはヘレンに話していた
「ガキの頃は単純に考えていた
明快だ
火事があったら駆けつける
俺は 仲間を愛しているのに 絆が必要なんだ
大事なのは信頼だ
結婚の誓いも死が二人を分かつまで
その気持ちがないと やっていけない

悪かったな
誰かと話したくて
会いたかった」

ヘレン「結婚した時は あなたを理解していたわ
今は 分からない

あなたは立派な消防士よ
でも死と隣り合わせ
それが恐いの」

リムゲールは次に狙われるのがスウィザクと予測し ブライアンと行くが犯人と鉢合わせ
ブライアンが襲われ気を失う

リムゲール ブライアンを助けて スウィザクも救うが 犯人の仕掛けの炎に襲われ重傷で入院する

リムゲール「寝たきりでいろってのか
あと一歩なのに
何かが見えて来ない」

ブライアンは何かヒントを得ようとロナルドに会いに行く

ロナルドは火事で死んだ消防士の子供だったブライアンに興味を持っていた
ロナルド「それで俺の知恵を借りたいわけか
たいした火事じゃない
燃えてる炎を見て楽しまない
保険金目当てでない 発火の方法 よく考えろ 」

ロナルドは父親のヘルメット持った子供だったブライアンが写った雑誌見せ尋ねる この時どんな気持ちだったか
ブライアン「おやじのようになりたい 絶対なる!」
ロナルドは教える「犯人は火というケダモノを知っている奴だ」

ある証拠からブライアンはスティーヴンを疑ってしまう

スティーヴン「この船を売るよ 買い手が見にくる

何処にも行かん
お前には いろんな期待をしたよ

俺は父親じゃない

人は変わる 」

スティーヴンもまた 犯人が誰か気づいた 「俺に任せろ」うちの隊員だと言うスティーヴン

シャワーを浴びた背中をブライアンに見られ犯人も気付かれたことを知る
犯人の背中には放火犯の証拠が残っていた

犯人はアトコックス 彼のイトコがスウィザクの事務所で働いていて事実を知り アトコックスは許せなかったと話す

「連中は金の為に消防士を仲間を殺す 」

こうしたことを火事の現場で話すのだ

一旦何処かに逃れてから話せばいいのに

燃えさかる炎の中で話す
屋根が落ちてくる

エレベーターのシャフトへ落ちるブライアン
スティーヴンが助けに来る

「アトコックスも助けるぞ」とスティーヴン

アトコックスはスティーヴンに襲いかかるも じきに戦意を失う

アトコックス「許せなかった 」スウィザクらが

炎が襲ってきて スティーヴンはアトコックスを助けようとする
アトコックス「手を離せ」

「死ぬ時は一緒だ」とスティーヴン

ブライアンが助けに行こうとするも 片腕で二人の体を支えていたスティーヴンは落ちて行くが 自分から手を離したようにも見える

ブライアンはスティーヴンを助けにいくが スティーヴンの怪我は酷い

助けに来た消防士仲間だが水のホースを離してしまい 炎に襲われる

ブライアンは暴れるホースを捕まえに炎の中へ
捕まえたホースを仲間に向けて散水

スティーヴン「さすが俺の弟だ」

ブライアン「早く病院へ運べ 急ぐんだ」

首にギブスをー 処置されながらスティーヴンはブライアンに言う「アトコックスのこと(罪)は言うな」

ブライアン「すまない 兄貴を疑って」

スティーヴン「いいんだ」

ブライアン「兄貴が死ぬもんか」

スティーヴン「お前の兄貴は」
ブライアン「スティーヴン」

スティーヴン「もうサイレンはいい サイレンは聞き飽きた」

ブライアン「大丈夫 兄貴は死なない
まだ 死ぬな
兄貴がいなきゃ困る」

スティーヴンは死んだ 救急車の中で
電気ショックもきかない 心肺蘇生できない

殉職した消防隊員の葬列が行く

制服を着ているブライアン

死んでから讃えられて何になるのか
彼らは帰らない
ショーン ヘレンも歩いている
消防署の仲間たちもいる

この場面の音楽いいです
荘厳にして寂しげで
「3ー3ー5は分署への帰還の意味です 我々はこの警鐘を鳴らしスティーヴンとアトコックスを迎えます」

「全員 敬礼せよ」 「全員直れ」 墓地への埋葬

泣いているヘレン

スティーヴンは夫婦で家族で父親でいたかった

ヘレンは いつ死ぬかわからない夫に耐えられなかった

待てなくなったヘレンはショーンから父親と過ごせたかもしれない僅かな時間も取り上げてしまった

スティーヴンは永久にショーンと海へは行けなくなった

スウィザクの所へリムゲールとブライアン行く

スウィザク「会見中だ」

リムゲール「なぜ削減したのか」

大勢の前で問い詰める
騒ぎの中ブライアンもスウィザクに言う
「警告灯が見えてるか
あれが失業ライトの灯さ」

スウィザクは失職するだろう

サイレンが鳴り 消防隊員達が出動する

消防車に乗り込むブライアン
彼は消防士に戻った
新人消防士の服装を直してやる

その姿を消防車の運転手が笑って見ている

現在アメリカでは120万700人の消防士が活躍しているーと文字が入る

ブライアンは父親のような兄のような 頼れる消防士に成長した

映画から起こした小説も出ています

身内の死を越えて

ウィリアム・ボールドウィンが 映画のはじめと終わりでは全然顔つきが違います 体つきさえ違って見えるから不思議です