夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ワーロック」(1959年 アメリカ映画)

2012-10-12 21:00:41 | 映画

無法の町 ワーロック 委員会では名高いシェリフのクレイ・プレイズデール(ヘンリー・フォンダ)を呼んだ
クレイの相棒で賭博師のトム・モーガン(アンソニー・クイン)も一緒にワーロックへやって来る
モーガンには余りいい噂がない

十年からの親友モーガンをクレイは大切にしていた

委員会は毒は毒をもって制すーだったのか
ハロウェイ判事(ウォーレス・フォード)はモーガンにいい感情を抱いていない

ならず者の中にいるジョニー・ギャノン(リチャード・ウィドマーク)は 荒っぽい生活に嫌気がさしていた

小競り合いの中で町を守る側につく

弟のビリーはならず者達と一緒に行ってしまうが

モーガンはクレイに恨み持つ男を見つけ ならず者達の仕業に見せかけ 殺す

ただ一人モーガンを普通の人間として扱ってくれたクレイを モーガンは大切に思っている
やり方は間違っているが モーガンなりのやり方で守ってきた

郡保安官補になったジョニーは 連れを殺されたリリーに犯人について訊ねる
犯人としてとらえられたビリー達は 危うくリンチにあうところ
ただ殺していないと言っていた

ジョニーは言う
クレイは間違っている
違法な行為を止めさせたいんだ
ただ殺すのでなく

リリー・ダラー(ドロシー・マローン)はジョニーを家へ食事に誘う

越したばかりの家の荷物の片付けに男手が必要だった

ギャノンは紳士の身なりで正装してリリーの家へ行く

「この町で女性の手料理が食える男は少ない」
食後もおいしかったと きちんと料理に対し礼を言う

ジョニーの母親は もう死んでいない

リリーは砦にいた頃のクレイを知っており 思い出話をする 「クレイは平気で人を殺す 騎兵隊の大佐だったせいかしら」

ジョニーは自分の過去の汚点を話す
「今まで誰にも話したことがない」
10ヶ月前 メキシコ人を虐殺したのはアパッチではなかった
ならず者達は1000頭以上の牛を皆で盗み しつこく追われた

彼らは ある日 裸になり体に泥を塗りつけ アパッチに化け37人殺した

「まるで夢を見ているようだった」
メキシコ人達を待ち伏せし 一斉に撃った
反撃はまるで無かった
全員 死ぬまで撃ち続けた
「本当の話です」

町の外 荒野で射撃練習するクレイに金髪美人のジェシー・マーロウ(ドロレス・マイケルズ)が声をかける

彼女は本当はクレイに会いにきたのだ
いつか二人は抱き合いキスを交わす

クレイは自分を銃の腕しか取り得がない単純な男だと言う
揉めごとを片付けたら必要なくなる存在
町から町へ渡り鳥のような暮らし

クレイとジェシーが食事をしていると モーガンが呼びにくる
「悪党三名から決闘のリクエスト」

揉めごとが片付いたら 金鉱と賭博の町ポーフォリーに行こうと言うモーガン

「仕事が済んだら移動するのが決まりだ」

クレイはいい返事をしなかった

ジョニーの制止もきかず撃ち合いを望んだビリーはクレイに撃たれた

ジョニーは元の仲間達へワーロックへ来ないように説得に行くも 銃を持つ利き腕を傷めつけられる

それでも「警告だ ワーロックへ入るな」と繰り返し出ていくジョニー
仲の良かったカリー・バーノン(デフォレスト・ケリー)が追って出てくる

ジョニー「カリー 俺は法の番人だ 法を守る」

日が変わり 「ケートがお前を殺す気だ 」カリーが教えに来る
ピグレットまでは来ないが みんな殺されるぞ

逃げないと言うジョニーへ
カリー「お前は大馬鹿だよ」
ケートは また背後から狙う気だ

しかしカリーは背中から狙うことはさせないとも言った

ジョニーの手の状態見る男は「この手で銃を撃つなんて無理だ」と言う

リリーはクレイに会いに行き「ジョニーを助けて」

モーガンが彼を仕掛けた
ベンのことは もういいの
殺し合いはうんざり

モーガンは自分に隠れてクレイに会うなと強くリリーに言います

クレイはモーガンにリリーには昔助けられた
ジョニーに会いに行き「大勢が相手だぞ 良ければ 手助けさせてくれないか」

まるで自分の息子か弟に対するような表情で話します
クレイ「初めて人を殺したとき 誓って正当防衛だった

人に銃を向けるなら 胸を張っていられること

切羽詰まると思う
先に抜かなきゃ殺される

わかるか?」

更にジョニーへ その手で抜けるか

ジョニー「いつまでもあんたに頼っていたら 町は自立できない

違う場所でモーガンはクレイに言います
「リリーはジョニーに惚れてる」

ジョニーを殺して 英雄の座を奪えよ

クレイ「ジョニーは町を団結させようとしている」

モーガンはクレイに銃突きつけ行かせない
モーガン「ジョニーはくたばる そして町は君のモノだ 大人しく座ってろ」

ならず者一味がワーロックの町に来る

ハロウェイ判事「君に重荷を
わしが悪い
殺されても知らんぞ」

ジョニー「保安官補である以上 逃げない」

保安官事務所を出て行ったジョニーはならず者一味に言う
「5分やるから 町を出ろ」

ならず者一味のボスと対決するジョニー

カリーがジョニーを背中から撃とうとする人間を押さえる
カリー「約束したろ フェアな決闘だ」

ジョニーは対決に勝った
ジョニー「お前たち全員を逮捕する
ワーロックは無法の町とは違う」

モーガンはクレイに言う
ジョニーを殺して町をおさめろ
君を思って言ってる
ジョニーを殺さなきゃ負け犬だ
君がやらなきゃ 俺がジョニーを殺す

モーガンはボブ・ニコルソンもベンも殺していた

クレイ「リリーへの復讐に私を利用したろ」

一人飲んだモーガンは銃持ち発砲

俺は大西部の毒蛇だ
動く者は殺す

動く奴は殺す

今まで45人殺した
その記録を塗り替える

出てこいジョニー
最強のカウボーイ殺しは この俺だ
銃をぶっ放しつつ夜の通りを行く

クレイは寝起きのジョニーを牢に入れ閉じ込め 自分がモーガンの相手しに出て行きます

腰抜けジョニー 出てきやがれ
と騒ぐモーガンにクレイ「町を出て行け」

いったん大人しくなたかと見えたモーガンですが
「銃を抜かせたら俺の方が早い」と引き金引き クレイの帽子を撃ち
クレイの弾はモーガンの命を奪いました

クレイはモーガンの死体を抱えて運びます

ついてきた町の人間にクレイは言う
私をさばけ

「あんたには うんざりだ」とハロウェイ判事を殴り倒し
酒場に火を付けます

雷雨の夜になりました

ジョニー「町を出て行け あんたがいれば災いが起きる
明日の朝には逮捕する
今夜のうちに出ていけ
本気だぞ」

ジョニーはリリーの家へ行き
「朝までに町を出ろとクレイに言った」 リリー「戦う気? 今夜が人生最後の夜になる」
二人 抱き合う

一方クレイは焼け跡に立ち尽くしている
ジェシー「さがしたわ ずっと ここに」 クレイ「モーガンは何を求めていたのか 私こそ 彼が必要だ」
ジェシーは 委員会のみんながジョニーを説得してくれる

ここにいてほしいーと願うのですが

クレイは保安官ではない自分は考えられません

夜が明けて
クレイとジョニーの対決

抜くのはクレイが早いですが 撃たず銃を投げます

馬に乗り町を去っていくクレイ

ジェシーは立ち尽くしています

クレイはジョニーを信頼される保安官にする為に 動いたようにも見えます

頼れる相棒モーガンすら我が手で撃って
モーガンもクレイを殺そうとしているようには 見えませんでした

アンソニー・クインにはヘンリー・フォンダより グレゴリー・ペックさんの方が すっきり合うなぁと思ったり(笑)


「大奥ー男女逆転ー」(2010年 日本映画)

2012-10-12 02:37:26 | 映画

赤面疱瘡なる男子ばかりが罹患する病気で 男の数が激減したという設定の江戸時代を舞台とする物語
SFかパラレル・ワールドと考えて観ていただければ

原作は よしながふみさんの描かれた漫画です

シビアな問題をさらりと描いた作品が多いです

さて ご想像下さい
大工も 荷物を運ぶのも 駕籠かきも みんなみんな女性です

吉原の花魁が男性です
化粧して派手な着物で

夜鷹も男

そんな中 気をはいているのが水野祐之進(二宮和也)

二宮和也さんには何の恨みもありません
ありませんがー

原作を先に読んでいたら
その配役違う!と叫んだのではないでしょうか

ええ二宮和也さんは頑張っておられました

しかし しかし
原作と映画は別物と思いつつー

水野さんの配役以外は 特に外してるーところが無かっただけに いささか残念ではあります

道場でも水野は他の男達の腕が物足りません

そこへ水野を好きな豪商の娘お信(堀北真希)が差し入れのお弁当抱えてやってきます

やった~これで稽古は終わりと喜ぶ道場の門人達

水野とお信は好きあっておりますが
大店(おおだな)の跡取り娘
水野は旗本

朝帰りの水野は 子種が欲しい女性から頼まれると 相手してますが 礼金を受け取ったりは致しません

男が少ない世の中ゆえに子種が欲しい女性は 男を買うしかないのです

朝帰りの水野を母(倍賞美津子)が端然と座って待っております

婿養子の縁談があると言うのです
水野は姉(白羽ゆり)の方が先だろうと話し 母親に感謝していると礼を言います
旗本とは名ばかり 暮らしは楽ではない
よその親のように 息子に女を金もらって抱かせる 息子の体を身売りしなかったことを 感謝し そんな気概と誇りを失わない母親を尊敬していると

ほろりとする母親残し立ち去る水野
父親「ごまかされましたな」
父親を演じる竹脇無我さんのとぼけた表情がいいです

好きなお信とは一緒になれない

家のこと

水野は 大奥へ上がることを決心します

それを知って水野に会おうと駆けていて ベチャッとお信はコケてしまいます
鼻緒が切れてて 声をあげて泣き出すお信

鼻緒をすげてやる水野

好き!行かないで!と言えなくて
贅沢したいのーとか悪態つくお信

惚れてるから冗談に紛らせ「抱いてやってもいいんだぜ」と ふざけて言うしかなかった水野

じゃお願いーとは言えない生娘お信の純情

別れる時も 唇ひとつ奪うが精一杯だった水野
せめてもの思い出に

水野は大奥に入り 松嶋(玉木宏)から 簡単な説明と案内を受けます

三千人と言われるも実際は八百名足らず

大奥で見聞きすること一切他言無用
禁を破れば命は無い

水野は御三の間から始まることとなる
意地の悪いのが副島(ムロツヨシ)はじめ何人かいて 水野の姿を 髪型から着ている物までこきおろし嘲笑うが しっかり水野もやり返す

江戸じゃあ 今この髪型 着物はこの色目が流行ってるのよ

それも知らねえ てめえらの方が田舎もんじゃねぇか

いい年して 若衆髷の方が恥ずかしいや

腕に覚えある水野 喧嘩ならいくらでも買おうという様子

ひっそりと奥にいた杉下(阿部サダヲ)が 仕事の時間だーと水野に大奥での仕事用の着物を渡し その場をおさめます

それからも仕事の仕方や あれこれ教え でしゃばることなく世話を焼きます

副島達は相変わらず馬鹿な嫌がらせ いたずらを仕掛けてきますが

既に食事の膳が運ばれている松嶋の部屋へ膳を運ばせてみたりー

松嶋の部屋では 美形の鶴岡(大倉忠義)が松嶋の肩にしなだれかかっておりました

驚く水野に杉下は教えます
自分は十年かけて御三の間に上がってきた
生家は貧乏御家人 十四才から 親は金を貰って毎晩女を抱かせた
縁談が来て入り婿し それが数年しても子供を作れず 種無しは用無しと離縁されー
二十三で大奥に入り
自分も男に抱かれたことがある
汚い世界に見えるだろうが 大奥でしか生きられない 生きる場所がない
生きていけない者達がいるのだ

杉下は また水野に
我らは金魚なのよ ただ飼われている金魚なのよーとも言っていた

剣の稽古が好きな水野は 鶴岡らの稽古の様子を見て
箒を竹刀に見立て振っていて 藤波(佐々木蔵之介)に声を掛けられる
大奥総取締の藤波の声がかりで 水野は鶴岡と立ち会うことに

水野が勝ち 水野は強い相手と立ち会え嬉しくて鶴岡に話し掛けるも 愛する松嶋の前で敗れた鶴岡は恨み骨髄
「大奥は美しさと処世術が大事」
水野より自分の方が美しいと言い捨てる

松嶋は鶴岡に 触れるなと拒絶する

鶴岡に勝った水野の人気は上がり 取り巻きまで出来た
呉服の間の垣添(中村蒼)は 寒くなってきたので風邪ひかないようにーと緊張しながら言って 水野から「有り難うよ」と返事され もう夢見心地

一緒に行動する杉下は 水野といて愉快です
伏魔殿のような大奥で 水野はなんとも爽やかな男でした

道場へ稽古に入った水野に「待ちわびたぞ 水野」と勝手に座して待っていた鶴岡は 真剣で立ち会えーと白刃をかざし斬りかかってきます
水野は頬を刀が掠め 腕を斬られても 抜きません

上様をお守りするためのもの

逆上している鶴岡には なかなか水野の言葉は通じませんが
ふらふらと道場を出て行った鶴岡は腹を切るのです

腹を切ってもすぐには死ねません
呻き声上げ苦しむ鶴岡を楽にしてやる為に 水野は鶴岡の首をはね介錯します

松嶋は水野に確認します
鶴岡が斬りかかったのではないかと

水野「断じてありません」
鶴岡は病死扱い 家族へも見舞金が出るよう 計らわれました

そうこうするうち将軍がはかなくなり 紀州の吉宗が新しく江戸城へ来ます
八代将軍吉宗(柴咲コウ)
普通 将軍が変われば 大奥も人間を一新するのですが
吉宗はこのままとのこと
藤波は松嶋相手に話します
「何しろ 相手(吉宗)はケチじゃ
一新はもったいないと 言っておるそうな」

将軍になると決まり紀州の山野を馬で駆ける吉宗の姿が映ります

目力ある柴咲コウさん とても似合っています

幕府の経済は逼迫しており 吉宗は立て直しに手をつけていました

贅沢を止める意味を理解しない間部詮房(菊川怜)をクビにし 腹心の友でもある加納久通(和久井映見)と改革に乗り出します

大奥に一向に足を運ばない吉宗が 一体何を考えておられるのか!と苛立つ松嶋に しれっとした表情で加納は言います
「この国の行く末を」

吉宗はお庭番の三郎左(金子ノブアキ)を連れ お忍びで江戸の街を歩き 人々の暮らしを見ます

そうしたことを それとなく大岡忠相(板谷由夏)にたしなめられながら

一方 水野は松嶋から中ろうになるよう言われます

上様のお手が付けば この上なき出世
家も豊かになる

杉下は水野の部屋子として 水野の身の回りの世話係に

水野の裃を仕立てるのは垣添
水野は黒が良いと言います

裃には同じ黒で模様をと

思案する垣添が凝らした工夫は さぁっと流水の紋様入れること

その出来映えに水野は喜び 何か褒美の品を渡そうとしますが 垣添は品物よりも 思い出が欲しいと言います

さて男色の趣味ない水野 困りましたが
ええい ままよと軽い口づけ
「これでこらえてくんな」と水野

どぎまぎしつつ嬉しげに去る垣添
隣の間に控えていた杉下
堪えきれず楽しげに声上げて笑います

憧れの水野が中ろう(ああ携帯で ろうが変換できない)となり
「誠心誠意 つとめさせていただきます」と喜んでいた純真な垣添

ずっと水野のことを気にかけてきた杉下

さてさて とうとう吉宗が大奥へ参ります
お鈴廊下へ皆が座って並び控えます

一番似合う自慢の衣装で派手やかに装って

その中で地味粋な黒の水野は目立ちます

松嶋は水野に教えます
上様が名前を訊ねたら それが(気に入った)合図だと

吉宗は裾踏み躓き

そのよろけた姿に水野の横に座る男が噴き出し 吉宗が聞き咎めました

「今 笑ったのは誰じゃ」

横の男を庇い 水野が自分だと名乗り出ます

おもてをあげよ
水野の名前を聞いた吉宗は 確(しか)と聞いたなーと松嶋に確認

水野は夜伽の前に 最初のお相手をする者の定めを教えられます

破瓜する行為は上様のお体を傷つけること
上様の血を流した者は打ち首になるのだと

ただ水野の家には病死と伝えられ十分な見舞金も出る
そこは はっきり約束する
と松嶋は言うのでした
咎が家族に及ぶことは絶対にない

杉下は怒ります
この為に水野を中ろうにしたのかと

本来なら 今いる中ろうのうちの誰かが死ぬはずだったから

「余りに身勝手 余りに理不尽ではありませぬか」

だが心を決めた水野は「言うな 心が曇る」

そんな水野も死定めを知らされた後は 思います

好きなお信を抱いておけば良かったと

最後の未練

水野は杉下に言います 「杉下 お前は 俺のようになっちゃあ いけないよ」

水野が夜伽をつとめる部屋の表には松嶋と藤波が控えております
御伽坊主は水野に言います
ちゃんと出来ないと命が無いよ

部屋に入ってきた吉宗は 最初の相手が打ち首になるなど知らなかったこと
知らされていたら 声はかけなかったと謝ります

そして少しでも楽になるように 打ち解けるべく 水野の下の名前を尋ね 自分の女名前も教えます
おのぶーだと

好きな相手と同じ名前
水野は ひと夜 おのぶと呼ぶことを許してほしいと願います

すっくと立った吉宗は いまわのきわの願いも叶えられず何が将軍ぞと 寝間の願いごとは許されぬことなれど 自分は許すと外の者達に宣言するのでした

座った吉宗を水野は「おのぶ」と叫んで抱きしめます

翌朝 水野が目覚めると吉宗は起きた後

御伽坊主に せめてゆっくり寝かせてやってくれ
そう頼んで出て行ったとか

部屋で吉宗は三郎左に「調べてほしきことがある」と密命を与えます

それから 水野は首が落ちる穴が掘られた前に座っています

「言い遺すことはないか」と尋ねるのは三郎左

無いと答えた水野には目隠しの白いものが額へ巻かれます

刀は振りかざされました

江戸の街を歩くお信の履き物の鼻緒が切れます

お信 履き物を両方脱ぎぶら下げて歩きはじめます

水野の家には 祐之進の病死が伝えられました

お信は墓参りに来て お墓に話し掛けます
お供え物に持ってきたおにぎりを出します

背後から 腹が減ってたんだ ちょうどいいやーって声がかかります

町人姿の水野 ひょいと おにぎりを取り食べています

変な寺に押し込められていたのだと
理由は言えないが 今の自分は進吉だと

三郎左が斬ったのは水野の目隠し

吉宗は水野の様子から 水野のまわりに お信という娘がいると直感し事情を調べさせていました

そなたは死んだ ここで死んだのだ

違う名前で 違う人間になって
もう一度 新しい命を生き直すのだ
お信という娘と共に
町人 進吉としてな

水野が打ち首になる場所に来た吉宗は言いました

元・水野の進吉とお信はかたく抱き合います

さて江戸城では大奥のよりすぐり美男五十人が庭に集められていました

水野が黒ずくめで 声が掛かったことから 皆 黒い着物に黒い裃です

お手付きを期待し控える松嶋
我こそは第一の美男子
子供を作りお部屋様になればー

けれど 皆 黒い着物で結構と誉めた後に吉宗が言い放ったのは

今日をもって この大奥を去るのだ
容姿端麗な今ならば縁談もまとまろう

負けた 負けもうしたーと松嶋

大奥に残れるのは縁談も来ない 外では生きられない男達

金子文紀監督作品

柴咲コウさんの女将軍は素晴らしく似合っていました
「なんとまぁ バカバカしいほど 着飾った男どもだ」

これは映画のテレビCMでも使われたお鈴廊下で居並ぶ大奥の男達を前に吉宗が言い放つ場面です

よしながふみ女史の漫画本など少し↓

「大奥」第六巻

 http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100901

 「 きのう何食べた?」

 http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20101028