THE K2 ~キミだけを守りたい~ DVD-BOX2 | |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
レビュー一覧は、こちらから。
アンナは女優だった実母が自殺して倒れているところを見てしまいました。まだ9歳の頃です。
彼女は自分が母を殺したと思い込んでいました。なぜなら、母に睡眠薬を渡したのが自分だったからです。
ただ、母が倒れていた時、その部屋にもう一人いたようです。それが誰なのか、まだ分かりませんが。
その後、アンナはマスコミに取り囲まれフラッシュを浴びる羽目に。
警察でも取り調べを受けました。母を失くした直後だというのに、厳しく質問されたのです。
車の前に飛び出してしまって、立ちすくんだ時、車のヘッドライトを浴びたアンナは、マスコミのフラッシュを浴びた過去が甦りました。
身体が硬直したように立ちすくむだけで、動く事ができませんでした。
その姿を見たデザイナーは“ミューズだ”と感動し、写真を撮り、自分のサイトにアップしたことから、アンナの存在が明らかに。
ユジンは、こうなったら、自分の目の届くところに置いておいた方が良いと思い、アンナを帰国させました。
そして自宅に連れて来させたのです。
アンナは、ユジンを憎しみのこもった目で睨みました。
今にも掴みかかりそうな雰囲気です。
でも、ユジンは余裕たっぷり。
「全部思い出したわ!母は自殺したんじゃない」
そう叫んだアンナ。
その瞬間、ユジンの表情が締まりました。部屋にいたもう一人って、ユジンだったの
ジェハの行方は全く掴めていませんでした。
大勢の手練れの者たちをもってしても捕える事が出来ないジェハ。
クク代表は、ひたすら頭を下げまくり。ユジンはクク代表に愛想をつかしたと言う厳しい叱責をしました。
チュ室長が言いました。JSSの隊員が悪いのではなく、ジェハの能力が人並み外れて凄いからだと。
そして、ジェハ自身が現在お尋ね者なので、見知ったセジュンの醜聞なんぞを世間にばらすなんてことはしないだろうと。居所を掴まれる恐れがありますからね。
それでも、ユジンはジェハ探索の手を緩めようとはしませんでした。
クク代表にジェハの行方をつかめたら、秘書のキム室長に連絡するよう命じました。その後の事はキム室長が手を下すからと。
この騒動の発端は、セジュンの浮気が原因です。
でも、全然悪びれたところを見せず、ユジンに対して謝りもしません。
ユジンは夫婦としてではなく、同志であっても、一言謝るべきでは・・・と思いましたが、期待はしていません。
ユジンはセジュンを同志と言いますが、その実体はセジュンはユジンの操り人形という状況でした。
セジュンがユジンの操り人形になっているのは、ひとえに娘のアンナが理由だったようです。
アンナを守りたいがため、ユジンの提案を受け入れ、夫婦となり、共に大統領を目指しているのです。ユジンの目的はその先にあるようですが。
だから、もしアンナに何かあったら、この契約はその時点で破棄されることになるでしょうね。
ジェハは、巧みに変装したりして、追跡を免れていました。
ある日、ジェハは偶然老夫婦と知り合いました。トラックが故障して動けなくなっているのを見かねて修理してあげたのが縁でした。
老夫婦は息子を失くしたばかりで、ジェハにも冷たい態度をとりました。
でも、次第にジェハの姿に息子を重ね合わせたようです。
もう少しここに居ても良いよ・・・なんて嬉しそうに言いだしました。
ジェハだって、願ってもないことです。
農作業を手伝いながら、ひとときの幸せな時間を過ごす事が出来ました。
でもね、本当にひとときでした。
行方を掴まれてしまったのです。そして、追っ手が現れました。
キム室長の指示だったのかな?JSSの隊員とは違う訓練された暗殺者と言う雰囲気の男です。
たまたまジェハが買い物に出てる間に、老夫婦の家にやって来て、二人を縛りあげました。
ジェハの行き先を聞きましたが、ハラボジはもう出て行ったから、分からないと言い張りました。ジェハを庇ったのです。
なのに、男は二人を焼き殺そうとしました。
そう言う指示が出ていたのです。ジェハと関わりを持った者は、全て殺せ・・・という。
火を放つ寸前に、ジェハが
大乱闘の末、男を取り押さえたジェハ。
これがねぇ、本当にリアルな乱闘シーンなんですよ。一方的にジェハが勝って、傷一つ無い・・・なんて言うのではなく、互角に見える戦いの中で、男は勿論、ジェハもあちこちに傷を負います。
それでも、徐々に優勢になっていき、最後はジェハが勝つ・・・。そんなシーン。
だから、顔は傷だらけになるし、身体だって斬り傷を負っちゃったりするわけです。ホント、リアルなんです。
何の罪も無い老夫婦まで殺せと言う指示をだした者が誰なのか、ジェハは聞き出しました。
ユジンの名前が出たんでしょうね。
即、屋敷に向かいました。
厳重な警備がされている屋敷なんですが、宅配便を装って、正面突破です。
そして、ユジンの前に突然現れました。
流石に驚いたユジン。
ジェハは、関わりを持っただけで何の罪も無い老夫婦を殺すのを止めろと言いました。
スキャンダルをばらしてはいないのだから・・・と。
その言葉を、何故か信じる気になったユジン。
でも、ジェハは勿論、老夫婦を始末する事は受け入れませんでした。
警備のJSS隊員たちがジェハを取り囲みました。銃を突きつけられたら、ジェハとて抵抗は出来ませんでした。
そのままどこかに連れて行かれようとした時、相手にとっては邪魔ものが現れました。
警官です。
ジェハが宅配便のバイクを盗んで来たことから、事件として捜査が始まっていたんですね。
そのバイクが、屋敷の前に置いてあったもんだから、警官があれこれと警備員に話しかけたりして、門の前から動かないので、ジェハを移送する事ができなくなってしまったのです。
その間に、手錠をかけられていたジェハはそれを外し、自由の身に。
そうなったら、JSSの隊員はジェハの敵ではありません。
あっという間に彼らを倒し、もう一度屋敷の中に。
そして、ユジンに銃を突きつけたのです。
「これが俺の言った二度目だ。」
ついさっきユジンに警告したジェハ。
関係の無い人を傷つけたら、最初は警告だけだが、二度目に会った時、あなたは死ぬ・・・と。
その二度目が今だと言う意味です。
その時、二階から声が。
「撃って撃ってよ。撃ちなさい」
驚いて振り向いたジェハの目に見えたのは、アンナの姿。
泥だらけで必死に自分に助けを求めて来たあの少女でした。すぐに分かったようです。