ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

花を愛でながら、一切経山に登る

2012-07-17 22:29:34 | お出かけ


3連休だと言うのに雨続き。
しかたないよな、梅雨だから。
…と外出をあきらめかけていた連休2日目の夕方。

明日は、晴れるらしい。

そういう天気予報を聞いて、気分が急に上向いた。
軽くジョギングに出た。
しかし、軽くすませるつもりが38分余りも走ってしまった。

帰ってから、翌日のお出かけ先を考えた。
月山…は、遠い。
蔵王高原…も、少し遠いかな?

そこで選んだ先が、いっぺん行ってみたかった“一切経山”。
福島県、福島市と猪苗代町の境界辺りにある山。
登山にあまり時間は要しないということ。
山頂から見える五色沼は、「魔女の瞳」と呼ばれるほど美しいとのこと。


今年も「有料道路無料」を貫く福島県。
磐梯吾妻スカイラインに乗って、標高1600mの頂点部、浄土平に着く。
うれしいことに、駐車料金も無料。
ここから歩き出すが、直登できるルートは、ガスの噴出で立ち入り禁止。
酸ヶ平経由のルートで行く。
浄土平から酸ヶ平分岐まで約50分、そこから一切経山頂まで25分ほど。
帰りに酸ヶ平~鎌沼を経由しても3時間少々のコース…という。

酸ヶ平経由のこのルートが、よかった。
何が?というと、「お花見」が趣味のわれわれには、ピッタリだったのである。
様々な高山植物に出合えたのだ。
入口から、白色のマルバシモツケ。



「はじめまして!」のベニバナイチヤクソウ。

コイワカガミが、まだ咲いているものもあった。

ゴゼンタチバナや

マイヅルソウが花盛りのシーズンだった。

ハクサンチドリにもお目にかかったし、

アカモノは、やはりかわいらしかった。


そして、何より、今まで2回しかお目にかかっていないツマトリソウを、いやというほどたくさん見ることができた。
(もちろん、「いや」だなんて、絶対言いませんけどね。)

酸ヶ平ルート、最高!

普通の人が50分間で行くところを、あちこちで植物の写真撮影をするものだから、1時間余りかけて、ようやく酸ヶ平分岐点に到達。



ここから酸ヶ平避難小屋脇を通って、一気の登りになる。


登る途中で、鎌沼がよく見える。
東吾妻山も気高く見えた。

登るにつれてしだいに植物が少なくなり、風が強くなった。
特に、山頂が近づくと、岩がごろごろするところとなった。

東に吾妻小富士が見えた。
そして、すごい横風を受けながら、山頂到着。

普通25分のところを、35分かけてしまった。

美女の瞳は、どこだ?
山頂から少し北の方向に、何人か座って動かない人たちが。
その人たちが見下ろす眼下に、あった!

これが、美女の瞳、五色沼か!!

確かにすばらしい碧色の瞳。

それも、陽が当たったり曇ったりすると色合いが変わる。
ウインクしている瞳の感じでしょうかね?

コンビニで買ってきたおにぎりを昼食として食べ始めたが、風が強く汗が冷えてきた。
全部食べずに、早々に下りることにした。
岩の多い下り坂を、時々つまずきながらも転ばずに下りることができた。

それにしても、すっかり美女の瞳に魅せられた一切経山山頂であった。
コメント
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